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【作品名】 異形コレクション チャイルド 収録「魔王さまのこどもになってあげる」 【ジャンル】小説 【名前】 <彼> 【属性】神、趣味かどうかは分からないが人間に擬態して精神分析医をやっている。 【大きさ】実体無し、一多元宇宙に遍在している 【攻撃力】【防御力】【素早さ】【特殊能力】 地の文で、無限で永遠で全知全能であり、不可能事など何ひとつないと書かれている。 なのでルールで一次多元宇宙常時全能 以下地の文。 よくわかった。<彼>はここでは、あくまで「医者のふり」をしていたいのだ。 無限で永遠で全知全能であり、不可能事など何ひとつない<彼>であれば、時間もまた自由自在だ。 何がどう発生しようが、まったく何事も起こらなかったように出来るのに、なぜか、「そうでないこと」にしておきたいのだ。 ~ そもそも、生殖はゼロからの発生を意味しない。触媒Aと触媒Bを混ぜ合わせる化学反応のようなもの。 いのちの、魂の、個性の誕生には、はかりしれない神秘がある。 それは<彼>の領域、この世で<彼>にのみ許された行為なのだろう。 ~ テディ・ベアの群れがみるみる輪郭をなくし、柔らかく輝く雲になる。 診察室の壁も天井も青く透けてきらめき始める。<彼>自身もまた、もう医者の振りはしていなかった。 人間ぶった形態もとっていない、<彼>はそこにいながら、同時に全ての場所にあまねく広がっても居るのだった。 <彼>の存在の焦点の一つがそこに集約している事を示すのは、ちらちら脈動する光と、際限なく放射される暖かさと、 目でも他のどんな感覚器官でもとらえることのできないその圧倒的な力そのものの感触だった。 魔王はあわてて半身を起した。そのつもりだった。だがからだはもうない。座っていたはずの寝椅子も最早無い。 やった事 何処からとも無くきれいなハンカチを取り出した。 脳卒中を人間に起して殺した。 豊潤と混沌のなかから検索エンジンを作った。 相手の考えている事を、逐一手に取る様に分かった。 相手を人間にした。 上記二つに書いてある相手とは、 どんな瞬間にも、いかなるありえないのであり、 確定する事は可能性を排除する事であり、特定の性質をおびることはそこに弱点を付随させる。 そのためにも、なにものにも負けぬために、全であり弧である<彼>ときっぱりと対峙するために、 けっして「なにか」であることを自分に許さなかった存在。 【短所】描写が断片的で分かり難い。 【備考】その世界は現代と同じ世界観なので、単一宇宙はある。 現代である証拠に以下の文を。 <彼>は椅子をくるりと回して診療机の上から一冊の雑誌を取り上げると、 魔王の方に差し出して見せた。ここを読め、と指差す場所に書いてあるのは、 『……昨年12月の米国昆虫学会で線虫の消化管にから~(省略) こうして作られた作物は自分で殺虫剤を生産する事ができる (日経サイエンス・1988年8月号18ページより)』 隣のページには、何とも幽玄な薄華色に輝く二匹の芋虫の写真が有る。 他にも近未来の話などがあったので宇宙はあるとみて問題無い。 そしてそれらとは別に無数の世界があるので世界観は一次多元宇宙範囲。 最初の視点キャラである魔王が主人公とし、その魔王が<彼>のいのちや魂を創造させられる御業に嫉妬と怒りを覚えたので敵 参戦 vol.106 vol.106 925格無しさん2021/03/07(日) 10 10 47.06ID QS8iEe71 932 「無数の世界がある」の証拠となる文が欲しい 「無限で永遠で全知全能~」だけでは世界観規模の全能ってだけで、世界観が無限の宇宙を持つとは読み取れないから 932格無しさん2021/03/07(日) 22 34 09.93ID m+WFVDlC 935 925 <彼>は同時に全てを内包し、無数を網羅している。 取れなかったら単一宇宙全能でいいわ 935格無しさん2021/03/07(日) 23 29 03.51ID QS8iEe71 932 世界について触れていれば世界観が広がったと思うけど、 <彼>が無数を網羅してるだと全能が世界観規模ってことしか取れないと思う、世界観は単一宇宙のままで 936格無しさん2021/03/07(日) 23 35 49.45ID fR+VjhNZ 無数の宇宙とは書いてないからな 947格無しさん2021/03/09(火) 18 39 07.29ID V0+TE4Vm <彼> 考察 単一宇宙常時全能 ○ 観測者 宇宙の果てまで見える200m眼球の視界範囲全能 △ アルベルト・クナーグ=サイア・ミュウ=ハニワ神=悪魔(同じクラスに何かの主人公がいる)=ヴァレン 単一宇宙常時全能 × 棗恭介 単一宇宙全能超え 棗恭介 >アルベルト・クナーグ=サイア・ミュウ=ハニワ神=悪魔(同じクラスに何かの主人公がいる)=ヴァレン=<彼> >観測者
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チュウのフィギュア ベリアルがチュウを大事にしているということは、 ゲヘナの皆が知っているほど有名な事実だ。 しかし、ベリアルがある日 チュウに似たフィギュアを作って 執務室に展示した時、彼の部下たちは 「これをどうやって誤って壊してしまおうか」と悩んだ。 その悩みはいまだ進行中だが、ベリアルは知らない。 効果 装着者の受けるダメージが10.00%減少します。 + 各レベルごとのステータスと効果 Lv 攻撃力 HP 効果 1 0 0 10.00% 2 20 100 10.00% 3 21 110 11.00% 4 22 120 11.00% 5 23 130 11.00% 6 24 140 12.00% 7 25 150 12.00% 8 26 160 12.00% 9 27 170 13.00% 10 28 180 13.00% 11 29 190 13.00% 12 30 200 14.00% 13 31 210 14.00% 14 32 220 14.00% 15 33 230 15.00% アーティファクト一覧へ戻る
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登録日:2011/01/13 Thu 21 58 39 更新日:2024/05/11 Sat 06 26 53NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 十 アナザースペース ウルティメイトフォースゼロ ウルトラマン ウルトラマンゼロ グリリバマン バリア ミラーナイト ミラーマン リメイク 二次元 仮面ライダーナイト ←ではない 体操座り 俺たちの希望 円谷ヒーロー 円谷プロ 引きこもり 特撮 緑川光 鏡 人 十 (∩∩) こんな項目見ないでくれ・・・ △メニュー 項目変更 朝焼けの光の中に 立つ影は〜 -アニヲタWiki- ミラーナイトとは、ウルトラマンシリーズで登場するヒーローの一人であり、俺たちの希望である。(後述) 初登場は『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』 ■鏡の騎士 ミラーナイト 身長 47メートル 体重 3万5000トン CV 緑川光 ウルトラマンゼロがM78星雲とは別次元の宇宙「アナザースペース」で出会った仲間の一人。 ゼロが結成した宇宙警備隊「ウルティメイトフォースゼロ」のメンバー。 惑星エスメラルダの王家を守護する役割を持ち、普段は王女であるエメラナのティアラに宿っているが、彼女がピンチの時は颯爽と現れる。 騎士を名乗るだけあって、常に丁寧語を使い礼儀正しく冷静な性格。 脳筋やボケ役が多いウルティメイトフォースゼロの中では貴重な頭脳派&ツッコミ役…だが、礼儀正しさやクールさが行き過ぎて盛大にボケることも。 【能力】 ミラーナイフ 手から光の刃を放つ必殺技。 連射することも可能。 シルバークロス ミラーナイフの強化版。 十字型の光の刃を敵に放つ。 エネルギー消費が大きすぎて使えないことも多かったオリジナルとは違い、いくらでも連射可能。 ディフェンスミラー 鏡状の強力なバリアーを展開する。 強度も展開可能な範囲も持続時間も桁外れであり、ぶっちゃけコレが一番活躍している。 ミラーハレーション 光を反射する物の間を一瞬で移動できる。 ナイトムーバー 他者を光を反射する物の間で瞬間移動させる。 鏡 虚像を映し出す鏡を展開して幻惑する。 並大抵の知覚能力では見破れない。 これがなければアークベリアルには勝てなかった超重要技。 浄化技 闇に侵された者を光で浄化する。 見れば分かる通り、円谷特撮シリーズの『ミラーマン』をモチーフにしたキャラクター。 デザイン的にはテレビ版の目・鼻・口のある顔よりも漫画版のゴーグル顔に近い。 最初の登場シーンのBGMもオリジナルの主題歌を編曲したものだったりする。 『ベリアル銀河帝国』公開前のPVでは、ウルトラ銀河美少年「ウルトラマンゼロ」、真っ赤に燃える死亡フラグ「グレンファイヤー」、変形シーンがカッコ良いロボット粋「ジャンボット」といった連中の影に隠れ、微妙に存在感が薄かった。 正直シルバークロスを放つシーンぐらいしか印象に残らなかったが、蓋を開けてみれば、そこには(良くも悪くも)大活躍するミラーナイトさんの姿が!! 【劇中での活躍】 ◆ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国 冒頭では、主役のゼロを差し置いて真っ先に登場。 ベリアル銀河帝国軍による惑星エスメラルダの襲撃時、機兵レギオノイドを倒してエメラナ姫のピンチを救った。 さらにエスメラルダの民をベリアル軍からディフェンスミラーで守るが、背後から現れたカイザーベリアル(ウルトラマンベリアル)に、後ろからブスリとヤラレてしまう。 その際、洗脳ウイルスを中に注ぎ込まれてしまうが、皆の迷惑にならないよう、自ら鏡の星に体操座りで引きこもり、疼く身体を必死に抑えていた。 (画像は拾えてません) ↑ (今作一番の笑いどころ) 鏡の星を訪れたゼロに後ろから抱きしめられ、ベリアルの闇を浄化。 本当の自分を取り戻したのであった。 その後はベリアル軍との戦いに協力。 ゼロの涙から颯爽と登場し、捕らわれていた人間体ゼロを救出するなどの活躍を見せる。 さらに彼の対戦相手としてベリアル軍の将軍『アイアロン』が用意されており、鏡を使ったトリックプレーを披露し戦う。 十 〈脆かったはお前の方だ! さらにアークベリアルとの最終決戦では、鏡を使った撹乱によってゼロのエネルギー充填の時間を稼ぎ、勝利の決め手を作った。 十 〈鏡を作るのは得意でね。知らなかったかい? その後は、ウルティメイトフォースゼロのメンバーに誘われ、ゼロと行動を共にしている。 ◆『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』 エメラナとの一年ぶりの再会を控えていたため、鏡の前で身だしなみチェックをして一行の帰還が遅れた。 十 〈身だしなみは大事ですよ ビートスターに捕らわれたエメラナとジャンボットを救うため、ゼロの力でM78星雲の宇宙へ向かい、天球内へ突入。 謎の霧で力を削がれた状態で、あのインペライザー(コピー体)を倒した。 ゼロとグレンと共に強敵「ジャンキラー」と戦うが苦戦を強いられる。 後にゼロ達とジャンキラーを説得し、ビートスターとの決着をゼロに任せてロボット軍団を食い止めた。 天球崩壊後、ゼロ達と共にアナザースペースへと帰還した。 ◆『ウルトラゼロファイト』 第一部ではラスト間際に登場。 第二部では冒頭でダークネスファイブの一人・地獄のジャタールの罠にはまりブロンズ像にされるが、ゼロの活躍により解かれた後、炎上のデスローグの相手を務める。 十 〈うちの誰かさんと違って、物静かなところは評価できますが… 戦いの途中、かつてベリアルの呪いを受けた自分とゼロダークネスと化したゼロを重ねあわせ、彼を救わんと捨て身の浄化を試みるがその努力も空しくリタイア。 …まあ、シャイニングウルトラマンゼロが時間を巻き戻したおかげでチャラになったが…。 【俺たちの希望】 何が希望かというと彼は 2次元と3次元を 自由に 行き来出来るのである 彼にとっては次元など意味はない。 憧れのあの子といろんなことが出来るのである! さらに彼自身が2次元人である「鏡の星」の父と、3次元人の「惑星エスメラルダ」の母の間に生まれた2・5次元人である。 つまり俺らも頑張れば憧れのあの子たちと………ッ!! 「これが、俺たちの光だッ!」というベリ銀のキャッチコピーは、ミラーナイトの存在そのものを表しているのかもしれない。 ULTRA-ACTでも発売されているが、ショップで商品画像を調べると、大体体操座りの写真が出てくる。 座っていた岩も付属するので、劇中のシーンもバッチリ再現できる。 十 追記・修正は得意でね。知らなかったかい? △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 鏡を作るのは得意でね、知らなかったかい?←宇宙一かっこいいドヤ顔 -- 名無しさん (2014-02-07 10 51 24) 人間化したら高身長のイケメン化しそう。 -- 名無しさん (2014-08-21 16 30 17) ゼロに抱きしめられ闇を浄化っていう言い回しにホモ臭を感じた自分はきっと汚れてる -- 名無しさん (2014-10-04 13 44 44) 細見だけど重量級の敵とよく戦って勝利するというまさに柔よく剛を制す。 -- 名無しさん (2014-10-07 23 50 41) 遊戯王とは関係ないか -- 名無しさん (2014-10-08 00 13 40) 最近の陛下見てるとこいつを洗脳しようとした理由は二次元の世界に行くためだったんじゃ・・・という気してくる。 -- 名無しさん (2014-10-08 00 25 01) ↑ついにアニメ化か… -- 名無しさん (2014-10-25 14 48 38) 何気にUFZ中、唯一ボディーカラーに赤が入ってない人 -- 名無しさん (2014-10-25 17 34 53) ↑元ネタのミラーマンも赤使ってないからね。・・・あっ、こら待て、だからって貴様で赤成分補充させる気はないぞ。なにが「レッドファイ!」だ! -- 名無しさん (2014-11-19 22 27 39) ↑2 陛下に(ウイルスで)犯されて引きこもってる間は所々赤くなってたけどね。 -- 名無しさん (2014-11-19 22 30 36) 大怪獣ラッシュのミッションで、陛下に洗脳されまた引きこもりになる羽目に…… -- 名無しさん (2015-02-13 00 53 13) 正確には「鏡の世界の人間」だから、アニメや漫画の中には入れないと思うが… -- 名無しさん (2015-02-13 01 02 38) 今日久しぶりに5時からバイト無くて何の気なしにテレビつけたらちょうどミラーナイトさんが宇宙体操座りで引きこもってらっしゃって麦茶吹いた -- 名無しさん (2015-09-22 17 09 04) 何気に強豪怪獣を結構倒している強者。幻影だったとはいえ本調子でないのにインペライザーを倒したのは凄かった -- 名無しさん (2015-12-25 11 52 59) 戦闘終了時の口癖は「任務完了(嘘)」 -- 名無しさん (2024-05-11 06 26 53) 名前 コメント
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英名:Tyrantor-Nero レアリティ:C 絵師:米田仁士 番号:BS18-053 収録:覇王編第5弾-覇王大決戦 コスト:7 軽減:4 シンボル:青 系統:雄将・異合 種類:スピリット 1-LV1:6000 4-LV2:8000 LV1-2:『自分のアタックステップ』 シンボル2つ以上を持つ自分のスピリットがアタックしている間、相手は、手札にあるマジックカードを使用できない。 フレーバー 新帝国誕生により、最も恩恵を受けたのは海楯だったかもしれない。 ゼヨンらの陰謀派だけではなく、地方に根強く残っていた暴君も、 新帝国の布告により一掃されたのだから。 ―正史 覇王ケイ伝 帝期元年の章― 備考/性能 ダブルシンボルサポート/マジック封じ 公式Q&A/ルール エピソード/キャラクター ここを編集 BS18-青へ戻る
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ベリアスBelias 古代アラグ帝国時代に召喚されたと思われる古の蛮神。 召喚者などの詳細は不明だが、召喚士トリスタンの言葉によると「豪炎の魔神」だという。 猛々しき豪炎の魔神よ! 我が絶望と悲憤を苗床に甦れ、ベリアス! どうやら、アラグ帝国の敵対者によって召喚されたものの、 アラグ側の召喚士たちによって討伐され、「エギ」化されていたようだ。 アシエンの助けを借りたトリスタンは、古のソウルクリスタルからベリアスのエーテルを抽出し、 これを身に浴びることで、「ベリアス・エギ」を使役可能にした。
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【編集の注意事項】 ・意訳を推奨しています。明らかに翻訳内容が間違っている時を除き、他者が翻訳した内容は消さないで下さい。 ・より良い翻訳を思いついた場合は、翻訳文を並べて記述してください。(既存の翻訳を削除しない)ですが、自信があれば上書きしても構いません。 ・併記された文章は折を見て管理人により1文に減少・修正され、全体の統一感を図ります。(2012/9/20追加) ・間違いや足りない会話があった場合、編集をお願いいたします。もしくは内容の一部(会話の1文)などを、下部コメントにてご連絡下さい。 トリストラムへの帰還(ACT 1-10 RETURN TO NEW TRISTRAM) ▼ここから1ページ目[編集] 死刑囚の監房《CELLS OF THE CONDEMNED》 Tyrael You have restored my mind, friend, and now I remember the warning I came to deliver. あなたのおかげで心を取り戻せた。そして今、伝えようとしていた警告を思い出す事が出来る。 Tyrael Belial and Azmodan, the last Lords of Hell, are unleashing a tide of darkness that will drown this world. Already, Belial s shadow has fallen upon Caldeum. 地獄に残っている王、ベリアルとアズモダンはこの世界に我が物とするため闇を解き放ち始めた。既にカルデウムはベリアルの手に落ちているのだ。 DemonHunter I will stop at nothing to kill them--all of them--until their corpses are piled higher than the tallest towers. 私は奴らを殺し続ける――全てを殺し、その骸(むくろ)の山を築く事に変わりは無い。 Monk I am the hand of the gods. Belial and his demons do not frighten me. 私は神の手です。ベリアルやその魔物たちを恐れることはありません。 WitchDoctor Belial and his legions will find justice at my hands. He will not escape punishment. ベリアルとその軍団は私の手により裁かれるだろう。彼はその罰からは逃れられない。 Wizard Belial? I look forward to killing a Lord of Hell; should be an interesting battle. ベリアルだって? 地獄の王と戦い、倒すのが楽しみだよ。 Barbalian I fear no demon. I will cast Belial down and spit on his corpse. 私は悪魔など恐れない。ベリアルを打ち倒し、死体に唾を吐きかけてやるさ。 Tyrael We must move quickly. Let us return to Tristram and make ready. すぐに動かねばならん。さぁトリストラムへ戻り、準備を整えよう。 NEW ![ ]Talk to Tyrael in New Tristram (新トリストラムでティラエルに話しかける) 新トリストラム《NEW TRISTRAM》 [話しかける]:(【選択肢】Caldeum (カルデウム)) Tyrael Time grows short, my friends. Even now, Belial s influence is spreading through Caldeum. 時間はあまり無いぞ、我が友よ。既にベリアルの支配はカルデウム中に広がっている。 LeahLeah But how will we find him? でもどうやって彼を見つけるの? Tyrael We won t have to. Maghda and her coven will lead us straight to him. わざわざ探す必要は無い。マグダとその手下が我々を彼へ導いてくれるだろう。 LeahLeah I m not going anywhere until Uncle Deckard s been laid to rest. ケインおじさんを安らかに葬るまで、私はここを離れたくないわ。 DemonHunter We can do no less for him. But afterward, he must be avenged. 彼の為に出来る事はあまり無い。だが彼の為に復讐は成されるべきだろう。 Monk Let us bury your uncle. Then we will have justice for your uncle s killers. 我々にもあなたのおじを埋葬させて下さい。その後に彼の仇に裁きを下してやります。 WitchDoctor As you wish. We will see to his shell. Then, we will see to his murderers. あなたの望み通りに彼のお墓を建てよう。その後、仇のもとに行こう。 Wizard Yes, Cain deserves to be honored before we hunt down his killers. そうだ。ケインは埋葬を受ける資格がある、仇を捕まえる前にな。 Barbalian Deckard deserves that honor. Maghda and Belial will pay for his death in blood. デッカードはその名誉を受ける資格がある。マグダとベリアルは彼の死を血でつぐなうことになるだろう。 Tyrael I have called for a caravan to guide us to the east. Speak to the caravan master when you are ready to go. We will see to Cain as we depart. 東へ向かうキャラバンを呼び寄せておいた。準備が出来たら小隊の長に声をかけてくれ。私達は出立前にその旨をケインに告げてくる。 COMPLETE ![〆]Talk to Tyrael in New Tristram (新トリストラムでティラエルに話しかける) NEW ![ ]Talk to the Caravan Leader (キャラバンのリーダーに話しかける) 【選択肢】The Lords of Hell (地獄の王達) +... DemonHunter Who are these demon lords, Belial and Azmodan? 悪魔たちの王、ベリアルとアズモダンについて教えてほしい。 Monk Who is Belial, and who is Azmodan? ベリアルについて、そしてアズモダンについて教えてください。 WitchDoctor Who are Belial and Azmodan? ベリアルとアズモダンについて教えてほしい。 Wizard Who are Belial and Azmodan? ベリアルとアズモダンについて教えてほしい。 Barbalian Who are Belial and Azmodan? ベリアルとアズモダンについて教えてほしい。 Tyrael Belial is the Lord of Lies. He desires power before all other things, and his thousand schemes are designed toward this end. ベリアルは欺瞞の帝王だ。奴は何よりも力を欲しており、無数の陰謀をこの終末のために計画している。 Tyrael His brother, Azmodan, reigns over the other half of Hell as the Lord of Sin. I sense his influence in this world, but I do not yet know where he will strike. 奴の兄弟であるアズモダンは罪悪の帝王として地獄の残り半分を支配している。この世界で奴の影響を感じるが、どこを攻撃するつもりなのかは未だ分からない。 DemonHunter We will find out. Belial must know. 見つけ出せるだろう。ベリアルは知っているに違いない。 Monk Then we find Belial, and he will lead us to his brother. ベリアルを見つけ出し、兄弟のもとへ案内させましょう。 WitchDoctor Belial may lead us to him. ベリアルは我々をアズモダンへ導くだろう。 Wizard Perhaps when I kill Belial, Azmodan will show himself. おそらくベリアルを倒せばアズモダンは現れる。 Barbalian Belial may lead us to him. ベリアルは我々をアズモダンへ導くだろう。 Tyrael They are more rivals than allies in these days, but I pray that you are right. 奴らは最近は仲間というより敵対しているが、あなたが正しいことを祈る。 【選択肢】Fate of Haedrig s Father (ヘイドリグの父親の運命) +... Haedrig Eamon I can tell by the look in your eye that you re not going to leave it alone. You want to hear what happened to my father. あなたの眼を見ると、そのままにしておくつもりが無いのが分かります。あなたは私の父に何が起こったのか知りたがっている。 DemonHunter You don t become a hunter unless you ve lost someone. You can talk to me. 誰かを失なわなければハンターにはならない。私に話してほしい。 Monk I know it weighs upon you. そのことはあなたを苦しめています。 WitchDoctor Anyone can see that it pulls at you. それがあなたを憂鬱にしていると、誰もが分かる。 Wizard I must admit I m curious. 気になると認めよう。 Barbalian You hold too many things in, blacksmith. You should be free with your passions, good or ill. あなたは多くの物事を抱えすぎだ、ブラックスミス。愛情や苦しみから自由になるべきだ。 Haedrig Eamon Right, well... my father tried to dispel the rumors about my grandfather. No one would listen. あなたの言うとおりです。そうですね、、、父は祖父についての噂を晴らそうとしましたが、誰も耳をかたむけようとはしませんでした。 Haedrig Eamon Then one night, a week later, crazed refugees from Tristram came for revenge. I remember my father screaming for us to get out. And nasty laughter... a lot of it. そして1週間後のある夜に、復讐心を抱いてトリストラムから夢中で避難しました。父が私たちに出て行けと叫んだことを覚えています。そして不気味な笑い声が聞こえて・・・ Haedrig Eamon Just before Justus shoved me out the window, I saw my father crawling up the stairs at me, with two daggers in his back and a third whipping around his throat. ジャスタスが私を窓から押し出す直前に、父が背中に2本のダガー刺され、のどに鞭を巻かれ、私のもとへ階段を這い上がって来るのを見ました。 [ここから職業毎に会話分岐] ▼DemonHunter DemonHunter And the memory of it haunts your dreams even now. そしてその記憶は今でも夢に出てくる。 Haedrig Eamon How did you know? どうして知っているのですか? DemonHunter I told you, blacksmith. We ve all lost someone. あなたにはもう話したよ、ブラックスミス。我々は誰かを全て失ったのだ。 ▼Monk Monk Your father died to protect you. There are worse things in this world than that. お父さんはあなたを守ろうとして死んだのですね。世の中にはもっとひどい死に方がある。 Haedrig Eamon Dead is dead. It doesn t matter if you ve been a good person or a bad one. People die, and leave everything behind... I ve done enough talking for now. There s work to do. 死んだことには変わりません。善人や悪人に関わらず人は死に、全てを置き去りにします・・・もう十分に話しました。仕事に戻らなければ。 Monk Your father was a good man. That is enough. あなたのお父さんは良い人だった。それで十分です。 ▼WitchDoctor WitchDoctor Why did these men kill him? Did they believe your father a traitor as well? なぜ彼らは父を殺したんだ?父を裏切り者と信じていたのか? Haedrig Eamon I doubt it. Madmen don t need reasons to kill, just blades. それは違います。悪人は刃物のように殺す理由を必要としません。 ▼Wizard Wizard You ve known such tragedy in your life, my friend. 人生の悲劇を知ったのだ、友よ。 Haedrig Eamon You move on. What else is there? あなたは心を動かします。他になにかありますか? ▼Barbalian Barbalian Did you take your revenge on the men that did this to your father? 父について男たちに復讐したのか? Haedrig Eamon For years, I wanted to. But the refugees moved on... vanished. So I left revenge behind, and got on with my life. 数年間はそうしたかったのです。しかし避難することで復讐心は消え、自分の人生を取り戻すことができました。 Brother Malachi the Healer Farewell, protector of Tristram. Farewell, hero of prophecy. The scriptures speak of the evil you will battle in Caldeum, and I am certain... certain that you will succeed. さらば、トリストラムの守護者。さらば、予言の英雄よ。経典はお前のカルデウムでの戦いについても述べているが、私は確信している...お前が成功することを確信している。 [近づくと] Villager(男) A fond farewell to our saviors! 我らが救世主に、心からの別れを! Villager(女) Goodbye! Good luck in Caldeum! Take care of our Leah! さようなら!カルデウムでの幸運を!私達のリアの事をお願いね! [近づくと] Eran There she/he goes! あの人が出発するぞ! Joshua We have more new volunteers than we can deal with, and it s all thanks to you. Be careful out there! 対応しきれないくらいの志願兵が来てくれている、それも全部あんたのおかげだ。向こうでは気をつけて! 【選択肢】The Journey Ahead (旅の行き先) +... Covetous Shen Where do we go next? To the great desert? 次はどこに行くんじゃ?大砂漠か? Player共通 We go to Caldeum. カルデウムに行く。 Covetous Shen Caldeum! Yes, the great Jewel of the East! そうか、偉大なる東方の宝石! DemonHunter It is not an actual jewel. 本物の宝石じゃあないぞ。 Monk It is a city, not a jewel. それは都市であって、宝石ではないぞ。 WitchDoctor Caldeum is not actually a jewel. カルデウムは本物の宝石ではないぞ。 Wizard Caldeum is a city, not an actual jewel. カルデウムは都市であって、本物の宝石ではないからな。 Barbalian It is not an actual jewel. 本物の宝石ではないぞ。 Covetous Shen I knew that. わかっとるよ。 [話しかける] Caravan Leader My friend, shall we depart to Caldeum? 友よ、カルデウムに出発するかね? 【OK】を選択で次のアクト 【ACT 2-1】砂漠に広がる闇(SHADOWS IN THE DESERT) 開始 【コメント注意事項】 ・既存の翻訳文章への指摘は、可能なら代替案(翻訳)を考えて当該の翻訳文章に並べて直接ページの編集をお願いいたします。 (既存の翻訳を削除せず、ご自分の翻訳を2行目に追加してください。管理人が後に良いと判断した翻訳のみ表示するように変更します) ・代替案が思い浮かばない場合は、翻訳者に失礼のならないよう、優しい文章で指摘してください。 ・ご指摘の際は、対象の箇所が特定できる原文の一部を記載下さい。 ・このコメント内で議論をしないで下さい。ご指摘、ご意見のみご報告下さい。 ・良識が欠けていたり、意義の無いコメントは削除させていただきます。 冒険者名 コメント すべてのコメントを見る
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リアルミニ四駆シリーズ ITEM No シリーズNo 名前 価格 備考 ITEM 19301 1 スピンコブラ 600円 ・スポット生産 ITEM 19302 2 プロトセイバー エボリューション 600円 ・スポット生産 ITEM 19303 3 バックブレーダー 600円(再販900円) 2009年2月21日(土)ごろ再発売 ITEM 19304 4 スピンバイパー 600円 ・スポット生産 ITEM 19305 5 バイスイントルーダー 600円 ・スポット生産 ITEM 19306 6 ディオマース・ネロ 600円 ・スポット生産
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登録日:2018/05/18 Fri 02 26 27 更新日:2024/02/05 Mon 20 51 49NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 アイデンティティ アナザー千翼 ウルトラシリーズ ウルトラマン ウルトラマンジード ウルトラマン主人公 サイドアース サイドスペース セレブロ被害者の会 ダークネスファイブ「つまり、殿下……!?」 デザイナーベイビー デザイナーベビー ビヨンド学園20000年組 フリーター ベッドの下 ベリアルの息子 ラスボスのDNAを持つ者 リクくん先輩 リッ君 主人公 小澤「いつもジャスティスジャスティス言ってるもんね」 悪魔の子 新世代ヒーローズ 朝倉リク 朝倉陸 濱田龍臣 特撮オタク 絶対に応援したくなる皆のヒーロー 苦労人 苦悩 苦悩の連続 鋼メンタル 黄金の精神 ジーッとしてても、ドーにもならねぇ! 朝倉リクとは『ウルトラマンジード』の登場人物。漢字表記は「朝倉陸」 ウルトラマンジードの人間としての姿であり、あのウルトラマンベリアルの遺伝子を受け継ぐ彼の息子である。 演:濱田龍臣/幼少時:志水透哉 概要 どこにでもいるような、平凡な19歳の少年。フリーター。 ベリアルの遺伝子を受け継いでいるという点から分かるように、当然地球人ではないが、 赤ん坊の頃に天文台に捨てられていた所を現地の人々に保護され、紆余曲折を経て愛崎家で生活していため、 自身の出生や本当の両親、そして自分が異星人であることについてはまったく知らないまま育った。 性格はひたすら前向きで、滅多なことでは後ろ向きにならない。 そんな彼の座右の銘とも言うべき口癖が上述のセリフで、略して「ジード」。 これは彼の幼馴染で姉のような存在であるモアの口癖でもあり、土壇場で見せる行動力は間違いなく彼女に影響されている。 幼少期に見たヒーロー番組『爆裂戦記ドンシャイン』の影響で人々を守るヒーローに憧れており、正義感も強い。 ちなみにドンシャインに関しては立場的に文句なしのオタクであり、定期的にグッズを仕入れている。 同時に演じる濱田氏曰く「ブラックというかネガティブな部分が垣間見える」ことがあり、そこら辺はベリアルと親子らしくよく似ている面と言える。 ゼロが世間から称賛されていることに嫉妬して卑屈になったり、1人で問題を抱え込んだり、独断専行して周囲を振り回してしまったり、ポジティブな性格ではあるものの、様々な要素でコンプレックスも多い。 色々な意味で闇堕ち要素自体は豊富だが、 「ベリアルの息子という要素から視聴者が容易に想像できるであろうことや前作との差別化から「闇堕ち」は避けていた」という公式サイドの言葉があったこと、 陛下が『ウルトラマン列伝』やらめちゃイケやらNHKやら、色々な媒体で邪悪の帝王からコミカルな親分肌まで様々な側面を見せていたこともあり、 闇堕ち要素が出るたびに「父親にそっくり」と微笑ましく見ていた人も多かった。彼が歩んだ運命も光の道を歩んだベリアルともとれる要素が豊富であった。 ウルトラマンの遺伝子を持つだけあって身体能力は地球人のそれを超越しており、 本来普通の地球人の耳には聞こえないはずのペガッサ星人ペガの声を聞いたり、 軽くジャンプしただけで天井に頭をぶつけてしまうといった点から、ペガからは「君は(自分を)地球人だと思い込んでいる」と疑われていた。 本人も若干疑っていた面はあったらしく、リク役の濱田氏によればこれらの身体能力から、 リクはずっと「自分は何者なんだろう」と悩みながら大きくなったのでヒーローに憧れている、とのこと。 半面、私生活ではやや大雑把でズボラな面が目立つ。 趣味を抜きにしても、19歳にしては子供っぽく、私物を壊されたという理由だけで親友であるペガと大喧嘩をする自体にまで陥ったことも。 そのため、ライハには何度も注意されている。 本編 物語開始当初である第1話では駄菓子屋「銀河マーケット」にてアルバイトをし、店の裏にある「星雲荘」という店長から借りた部屋で暮らしていた。 ちなみにペガが同居していることは店長や他の人には内緒。良いのかそれで しかしながら突如現れたベリアル融合獣・スカルゴモラによって星雲荘諸共銀河マーケットが踏みつぶされ破壊され行き場所を失ってしまう悲劇に見舞われる。 その後、野宿する場所を探す途中で訪れた天文台の地下深くで出会ったレムの発言により、 そこで初めて自分はウルトラマンの遺伝子を受け継ぐ者であり、99.9%の確率でベリアルと親子関係であると知ることになる。 しかも、ベリアルはこの世界の地球では6年前に『クライシス・インパクト』と呼ばれる大災害を起こしただろう存在として、 世間からもある程度周知されており、3話ではべリアルと因縁のあるウルトラマンゼロにも、そっくりな目からべリアルと誤認された。 正義の味方に憧れていた自分が悪の権化とも呼ぶべき存在の血を引いているというショッキングな事実には、流石にポジティブなリクであっても動揺は隠せなかった。 世間からもその風貌からベリアルと同一視する論調が強いことを知り、反発したリクは一度は「もう二度とフュージョンライズはしない」と宣言してしまうが、 再び現れたスカルゴモラ際に自身の本当の想いと仲間の言葉で再び立ち上がることを決意し、スカルゴモラを倒す。 新たなウルトラカプセルを手に入れた彼は、ウルトラマンとして戦っていくことを改めて決意し、 正義の心を持つ悪の息子というこれ以上ない皮肉で重い運命に苦悩しながらも、戦いを通じて出会った仲間たちと共に成長していく事となる。 ベッドの下 第12話では名付け親であった朝倉錘『ベッドの下に隠しているもの』があることを暴露された。 YouTubeの公式配信では一応、内緒で買ったドンシャイングッズとのことだが、 どう聞いてもR-18的要素しか連想できない言葉に、多くの視聴者達の腹筋にダメージを与えた。 なお、演じた濱田氏の当時の年齢16~17歳から忘れがちだが、リクは19歳なので理論上は買える。 ちなみに田口清隆監督曰く、当初はもっと攻めた脚本内容であったとか。これより攻めた内容っていったい 一話限りのネタかと思われたが、19話でもレムによって指摘されることになる。 ◆出自の謎 あのベリアルの息子ということで大きな話題となったが、物語当初、彼自身の出自ははっきりしていなかった。 母親はいったい誰なのか?そもそも母親がいるのか?(まあ、ベリアルの宿敵たるゼロもセブンの息子と言う設定こそあるものの、母親は明確に明かされていないが) またベリアルが本当に父親なのか?(血液による診断のため妥当とはいえ、親子の確率が99.9%と言われたため)という意見もあり、いろいろと白熱している話題でもあった。 上述したようにリク本人によって語られた内容によれば赤ん坊のころに天文台に置き去りにされていたらしく、 物語開始時点ではペガを除けば1人暮らしであったため、19年間はウルトラマンや怪獣とは関わらずに生きてきたと推測できる。 ちなみに視聴者やファンから挙げられていた説として 1.ゼロファイト(もしくは銀河伝説)からジード冒頭までの間に作った説:一番普通なんだろうけど今一支持されていない説。 2.ベリアルのクローン説:ある意味、あのベリアルが真っ当に子供作れないだろ、という思考から生まれた説。 クローン以外にも近い意味合いの説が多く、「ピッコロ大魔王と神様みたいな分身」説とか「ギンガとルギエルみたいな関係」説などがある。 とは言え本当の意味でクローンならレムが「血縁」と言う形容をせずもっとそれらしい言い回しを使いそうでもあるので、クローンと言うよりは「デザイナーベビー」と言う方が正しいか。 3.レイバトス助産師説:ウルトラファイトオーブにて怪獣墓場に登場しているため、ギガバトルナイザーなどから生まれた…という説。 レイバトスが直前にウルトラマンベリアルを復活させようとしていたことと妙な消滅の仕方をしたギガバトルナイザーから、可能性が指摘されている。 4.アーリースタイル時の子供説:当初は「悪に堕ちた黒き巨人・ウルトラマンベリアルの遺伝子が受け継がれている」という設定から、 エンペラ星人の圧倒的な力に魅了されて禁忌を起こしたものの正義のヒーローであったアーリースタイル時の子供の可能性は低いと考えられていたが、 ジードの変身時の度にアーリースタイルのベリアルとよく似た姿が確認できることから浮上した説。ある意味王道だが、時系列上の問題が特に大きい説でもある。 朝倉リクの年齢が19歳というのもウルトラマンゼロが地球人換算で高校生のためジード自身の年齢の表記ではないと考えれば一応矛盾はない。 5.ジジーがいればドーにでもなる説:キングのじいさんがなんかやったんじゃね?という説。皆OPの即オチ2コマにやられたんです…… 6.「ウオァァァァァ! 貴様ァ! 俺は貴様とは違い、嫁も子供もいるんだ(汗)」説:ベリアルの中の人の息子の名前は宮迫陸くんである(ただし本作のベリアルの声優は小野友樹氏)。 などがある。 なお、坂本監督のインタビューによればジードは『ウルトラマンメビウス』以来のM78星雲出身のウルトラマンとのことなので、 一部の例外を除けば生まれも育ちもM78ワールドということになる。 ◆出自の真実 そしてついに第11話『ジードアイデンティティー』にて、伏井出ケイの口から真実が語られた。 ストルム星人は、肉体を失ったベリアルを復活させるためにウルトラカプセルを必要としていた。 そして、光の国から盗み出したカプセルの起動にリトルスターを利用しようとしていたが、 リトルスターは宿主がウルトラマンに祈ることでしか譲渡されず、ストルム星人であるケイには起動が不可能だった。 そこで彼はベリアルにカプセルを起動させるためだけの存在を作り出すことを提案。 ベリアルから預けられた彼の遺伝子を用いて、実験室でいずれウルトラマンとなる存在を作り出した。 それこそがリクであり、ジードとは言わばウルトラマンの「模造品」だった。 言い換えれば「にせウルトラマンベリアル」というべきか。 そしてリクがライザーとカプセルを手にしてウルトラマンになったのも、ケイがベリアル融合獣としてジードと戦っていたのも、 リトルスターを分離するための「ウルトラマンの偶像」を作るためであり、全ては生まれる前からケイによって書かれたシナリオ通り…… そう、主題歌1番の歌詞の通り、リクにとって「決められたStory」でしかなかった。 リクはヒーローになったのではなく、ケイによって「ヒーロー役」に仕立て上げられていただけに過ぎなかったのだ。 翌話である第12話『僕の名前』では、失意に打ちのめされるリクが、 彼の名付け親である男性・朝倉錘(すい)との交流を経て、自身がいずれベリアルと相まみえることと、授かった名前の意味を知る。 「この大地にしっかりと足を踏みつけて、立つ。そして、どんな困難な状態にあっても絶対にまた、再び立ち上がる」…… そう思いを込めて錘が少年に授けたのが、陸(リク)という名前。 あと数か月の命のなか、懸命に息子のような存在を生かそうとする彼の想いが、ウルトラの父カプセルを起動させ、リクを再び立ち上がらせた。 戦いの中で、「模造品」として生まれたリクは人々を守るために戦うその心から、 ウルトラマンキングとウルトラの父から「若きウルトラマン」として認められ、最終的にベリアルと決別する。 そして、人々や子供達からもドンシャインに代わるヒーローとして認められるのだった。 しかし、彼のHistoryはまだまだ続く。 果てしない運命や辛い悲しみがこれから起きようとも、「ジーッとしてても、ドーにもならない」精神で仲間たちと共に、これからもネクストステージを進んでいくことであろう。 『劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!』 そんなこんなで以後もサイドアースの平和を守っていたのだが、突如として謎のロボット怪獣「ギャラクトロンMK2」が出現。 リクはジードに変身して戦うが、負けこそしなかったものの軽くあしらわれてしまう(この時MK2はジャグジャグを追って来ただけのため破壊活動をするつもりがなかった)。 そんな事態に、ライハやレイトから「ゼロがいなくて本当に大丈夫か」と言われるが、 防衛チームも事実上ないサイドアースに一人しかいないウルトラマンとしての重圧はかなりのものだったようで、 表面上こそ普段のポジティブはあるものの若干ムキになっている面もあった。 20時間のインターバルを埋めてくれたゼロ(やウルトラの父)の存在はリクにとって非常に大きな存在だったとも言える。 そして、愛琉から託されたのにもかかわらず石化が解けない「赤き鋼」…ギガファイナライザーの存在にさらに焦るリク。 自身の経験談も兼ねて「肩の力を抜け」とアドバイスするクレナイ ガイの言葉にも自分は大丈夫だ、と返していたが、 彼の焦りは3度目のギャラクトロンMK2の襲来とサイバー惑星クシアの登場により、とんでもない事態を招くことに……。 テレビシリーズが「少年がヒーローになるまでの物語」までを描いているのに対して、 映画はそこから進めて「ヒーローとして認められた後」「ヒーローになったあと、どんな問題をかかえるか」についても描かれている。 戦いと挫折の果てに、彼が手にした答えとは…… その後のシリーズへの登場 ◆『劇場版 ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』 謎の巨大な腕によってペガとともに別宇宙にある地球へ飛ばされてしまう。 「ジーっとしてても、ドーにもならねぇ!」と変身したら隣に人がいたのでいったん中断したり、 そのうちの1人と息ピッタリに戦ったり、続く戦いの変身では「ジーっとしてても、染め上げろ!」と相手と自分の変身前の決め台詞が混じっちゃったりした(*1)。 お互いの素性を知ってからは湊一家のお世話になる。 家族の団欒という、自身のあまり経験のない光景には憧れのようなものを抱きつつ、しらたきの感想を述べた。 アサヒ とは経歴が近いこともあり、意気投合しお互いの家族に対する思いを答え合っている。 そのせいで全国のファルコン1とリクアサ派閥が戦いを始めることに ←ギャラクシーファイトにてゼログリ派閥が参戦! New! ◆『ウルトラマン ニュージェネレーションクロニクル』 第1話でペガとともにブースカ劇場を訪れる場面で登場。 2話以降は登場しなくなるが、最終話では他のニュージェネヒーローの人間体と共に揃って登場した。 ◆『劇場版 ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』 『タイガ』テレビ本編では第1話でトレギアを先輩たちと共に追跡するもののトラップに引っかかり、後輩であるトライスクワッドに任せることになる。その際、ジード=リクはエックス=大地と共にタイタスに力を託した。 映画では湊兄弟共々宇宙人街で「銀河クワトロマーケット」なる出店でドンシャイングッズを売りさばいていたが、場所のスペースを巡りイサミとよくケンカしていることも。 その後、グリムドの力により闇に堕ちた父・タロウとの戦いに苦悩するタイガと親友のヒロユキを気遣う場面を見せている。 前年の主人公である湊兄弟と顔見知りという立ち位置もあるため、ゲストの中では出番が比較的多め。 ◆『ウルトラマンクロニクル ZERO GEED』 ビヨンド学園20000年組の生徒という名目でナビゲーター役としてレギュラー出演。 前年に引き続いての登場となった。 セミ人間セミヤ、セミカ、グローザ星系人、サーペント星人の宇宙人チームとリク、ペガのチームという4vs2でドッジボール対決をしたときには、 見た目が普通の地球人だったので侮られていたが、先述のように人間態でも並の人間を遥かに上回る身体能力があるため、ハンデをものともせずに無双していた。 妙に陛下のBGMが似合うのはやはり血筋か ◆『ウルトラマンZ』 『ジード』『R/B』『タイガ』に引き続き4シリーズ連続での登場を果たす。 ネオブリタニア号でペガと共に宇宙を駆け回り、デビルスプリンターによる混乱を防ぐために活躍していた。 途中、復活したギルバリスとの戦いでウルティメイトファイナルへの強化変身をしようとした際に総攻撃を受け。ジードライザーが破損して使用不可能となり、 ヒカリから受領したゼットライザーと新形態ギャラクシーライジングを得てゼットがいる次元の地球へと降り立った。 地球で一旦戦闘を終えてから人間態に戻るとジャグラーが闇の仕草全開で現れ、彼が防衛隊の隊長を務めていることを知らされる。 ちなみに、初対面時、つまり劇場版ジードでは一部怪しい言動は見せながらもジャグラーが終始味方サイドであったためか、 「ジャグラーさん」と呼んで敬語で接しており、リク=ジードはジャグラーを味方だと認識していることが判明した。 常にウルトラマンの味方をするほど単純な立ち位置の人間でないことは知っているようだが、少なくとも自分と敵対する人物ではないと見ているようだ。 第6話タイトルは「帰ってきた男!」であり、帰ってきたウルトラマンことウルトラマンジャックが帰ってくると予想したファンも多かった。 6話・7話・15話と通算3話で出番は終了。 新形態ギャラクシーライジングも15話でジードライザーが直ったことで、使うことはなくなってしまい使用していたウルトラメダルはナツカワ ハルキに託された。 ◆『ウルトラマン クロニクルD』 14話から連続して登場。家出したペガを追いかけてペガが滞在していたメトロン星人マルゥルの家に現れた。 これで『クロニクル』シリーズへの登場はレギュラー・ゲストすべて含めて3回目となる。 主な人間関係 鳥羽ライハ シリーズにおけるメインヒロイン。 2話の時点でジードの正体を知り、リクと協力関係を結んだことでレムが管理する秘密基地「星雲荘」に住み込むようになった。 武術に優れていることからリクを鍛え上げている他、私生活でも叱ったり心配したりと、まるで母親のような接し方をしている。「もう一人で行くなんて言わないで。」なんて恋人のような会話もあったりする。 ちなみに星雲荘ではしょっちゅうつまみ食いしている可愛いところがあるとか……。 格闘するときには真っ先に打って出る。しかし何だかんだ言って一度も相手に勝ったことがない。(ジャッキーちゃんは除く) キングとは胎児のときに両親の祈りで助けられた関係で、リトルスターを保持したときに彼の声が聞こえることがある。これによりリクはキングカプセルを手にした。 13歳でスカルゴモラの襲撃で両親を失い、その時目撃した伏井出ケイに復讐心を燃やし、第9話以降では直接対決が多く描かれている。基本的なスペックは彼に少し劣っているようだが、(事実、やや押されている描写が多い)心の強さで補っている。 優しい性格で、マユちゃんと楽しく話をすることもある。 最終的にケイを許すことにしたようで、説得を試みるが、本人にその気はないので、第22話では攻撃の手を緩めた瞬間に足をすくわれる。このとき意外にも怯えている(悔しがっている?)表情を見せたので、本来か弱い性格だった可能性もある。 劇場版ではリクをサポートする発言も目立ち、ヒロインらしい役割を担った。 戦闘シーンでの(日常生活でも)ホットパンツから伸びる太腿は魅力的。 ペガッサ星人ペガ ペガッサ星の男の子。 中学生時代のリクに助けてもらい、それ以来リクと一緒に暮らすようになった。 普段はダーク・ゾーンを作り出してリクの影か星雲荘にいる。 親友にして心強い相棒だが、たまに上述したような理由で喧嘩することも。 レム 星雲荘の報告管理システムのAIであり、リクに基地の所有権を譲渡した。 必要があれば偵察機『ユートム』を飛ばして情報収集してくれる他、変身前・後を問わず、リクを情報面でサポートしてくれる。 ちなみにレムの名前の由来は爆裂戦記ドンシャインに登場するヒロインの名前からである。 初めて会ったAIに咄嗟にこの名前を付ける当たり、リクがどれだけ筋金入りかわかる。まさかベッドの下に隠したくなるドンシャイングッズって…… 愛崎モア リクの幼なじみのお姉さんで、かなりドジな性格だが内に秘めた正義感は強く、いざとなると勇敢な一面も見せる。 ニコニコ生命保険のセールスをしているとリクには伝えているが、本当はAIBのエージェントをしている。 リクとは昔からドンシャインごっこをする仲で、「ジーッとしてても、ドーにもならない」という言葉をリクに伝えるなど、人格形成にかなり影響を与えている。 リクに対して昔から異性として好意を抱いていた節があるが、リクがそういう事柄に鈍いこともあり、まったく気付かれていない。 ウルトラマンゼロ 父ベリアルの宿敵とも言える先輩ウルトラマン。 サイドアースでも速攻で人気を勝ち取ったり、体調が万全ではないとはいえ戦闘力も相変わらず高いことから、 リクが嫉妬してしまうことも時折あるが、戦いの際には息の合ったコンビネーションを見せることも多い。 ゼロ自身は兄貴分のように接しており、変な親父もといウルトラマンの父親を持つ息子同士、シンパシーを感じているような描写も。 伊賀栗レイト ゼロと一体化する事になった平凡なサラリーマン。 ゼロに変身したことで若干調子に乗ってリクに代わってウルトラマンとして戦うと宣言した結果、いざこざはあったものの、以降は良い付き合いをしている。 シャドー星人ゼナ AIBの上級エージェントでモアの先輩的存在。 基本的にAIBの任務関係やモアの関係で関わることが多いことに加え、 地球人の姿では肉体構造の関係で無表情一本であることから、リクからはなんか怖い人と思われている面も。 なお、あくまでモアの先輩であってリクからすれば「幼馴染の職場の上司(同僚)」でしかないのだが、何故か「ゼナ先輩」と呼んでいる。 久米ハルヲ リクがバイトしている駄菓子屋『銀河マーケット』の店長。 スカルゴモラの襲撃で店を踏み潰されながらも移動販売でラムネ等を売りさばく気風のいいおやっさん。 別の世界でリクのセリフをパロディしかけたという噂があるとかないとか。 ウルトラマンベリアル 遺伝上の父。復活のために人造ウルトラマンが必要となり、遺伝子を提供してリク(ジード)を作らせた。 その出生からしてリクを息子どころか道具扱いしていてもおかしくはないのだが、一貫してリクを「息子」と呼んでおり、 作中の振る舞いからして言葉だけでなく実際に「息子」と認めているようで、他とは明らかに対応が違う。 伏井出ケイ リクを作った可哀そうな人…もとい張本人。「伏井出ケイはリクのお母さん」 本性を現しきる前の状態ではまだ抑えているものの、 リクに対してはベリアルからまがりなりにも息子と認められていることに対して激しい嫉妬と憎悪を抱いており、リクへの正体暴露後はかなり捻じ曲がった感情を見せている。 朝倉錘 12話で登場したリクの名付け親。本来であればリクの養父となるはずだったが、諸事情から愛崎家に預けることとなった。 リトルスターでウルトラの父の能力を得た彼はアイデンティティーを見失ったリクに手紙を送り、19年ぶりに対面することになる。 比嘉愛琉 劇場版で出会った女性。 母を思わせる年上の女性ということで初対面から好印象を抱いていた様子。その様子にモアが危機感を抱いたのは言うまでもない 彼女からギガファイナライザーを託されるが……。 クレナイ ガイ おなじみラムネのお兄さん夕陽の風来坊ことウルトラマンオーブ。劇場版で出会った先輩ウルトラマン。 先輩方二人分の力で戦うという似た者同士でもある。 初めて出会った際には諸先輩方と同じように、恐らく反射的に「ジードさん!」と呼びかけられるも、 リクの年恰好で年下と判断したのか「……俺の方が先輩だよな?」と改め、「さん」付けを止めている(*2)。 上述したようにアドバイスを受け取るが……。 ウルティメイトフォースゼロ 劇場版のラストにて出会ったアナザースペースでのゼロの仲間たち。 ゼロからいろいろと話は聞いていた様子。 ナオ (リアルの時間で)7年ほど前にアナザースペースを守るため、鋼鉄の武人に搭乗してベリアルと戦ったことどこかリクにそっくりな少年。 濱田龍臣的裏設定では「コズモクロニクル」の内容についてゼロから話を聞いたことで、ウルティメイトフォースゼロのこと以外に彼やラン、エメラナ姫のことも一応名前は知っている……という解釈があるとか。 ジャンボット「ちょっと『ジャンファイト!』と言ってみてくれないか?」 ウルトラマンゼット ウルトラマンゼロの自称弟子。 かつて師匠であるゼロと共に戦ったことやベリアルを倒した偉業から、彼からは兄弟子扱いされているが、リク/ジードとゼロはお互いに変な生い立ちを持つ兄弟のように対等な関係(*3)なので「弟子」であること自体を否定している。 ナツカワ ハルキ ウルトラマンゼットと共に戦う異次元世界の地球人。 デビルスプリンターを巡る騒動の中で遭遇した。 人間としては歳上だがウルトラマンとしては先輩なので、ハルキからは「リクくん先輩」という奇妙な呼ばれ方をしている。 キャプテン・マーベラス 人違いです 余談 フルネームの由来は、SF小説家のアーサー・C・クラークを捩ったもの(Cはチャールズだが、チャールズの愛称はチャーリー)。 乙一氏によれば当初は「スイ」を主人公の名前として用意していたらしい。 「小さいころからウルトラマンになるのが夢だった」と語っていた濱田龍臣だったが、朝倉リク役に抜擢されたことが決定した際にはとても嬉しかったものの、 ウルトラシリーズ初参加の『ベリアル銀河帝国』からまだ7年ちょっとしか経っていなかったため、「嬉しかった一方でかなり焦った」とも語っている(*4)。 『つなぐぜ!願い!!』のメイキング映像ではそんな彼の貴重な映像を見ることができる。 当時17歳ということもあって撮影中も肩幅あたりが成長しており、各種衣装は劇場版撮影の時点で4、5代目だったとか。 ちなみにジードの形態で一番好きなのはマグニフィセント(ジードで一番好きな話が12話なのも大きいとか)。 戦い方はプリミティブが一番好きとのこと。 なにかと客演機会には恵まれており、『ウルトラマン ニュージェネレーションクロニクル』では初回と最終回に登場、『ウルトラマンクロニクル ZERO GEED』ではナビゲーター役としてレギュラー出演。 また、本編シリーズでは『劇場版ウルトラマンR/B セレクト!絆のクリスタル』『劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス』『ウルトラマンZ』にゲスト出演。断続的に3年も地上波に新規映像で出演を果たし、更には4年連続で本編シリーズに登場した。 演者の濱田龍臣はまさにウルトララッキーボーイである。これもウルトラシリーズへの愛が為せることであろう。 濱田龍臣がウルトラシリーズのガチヲタなのは有名であり、誰が呼んだか別名は「龍臣プロ」。 成人するまでSNSはエゴサしかやらせてもらえなかったのでインタビュー等では様々な語録を披露しており、一種のコピペと化してるものも。 ん? 彼が一番好きな歴代ウルトラマン? わざわざ明言する必要があるかね? MC「リクくん、あれは誰ですか?」 リク「ジャスティス、です!!」 MC「しかも?」 リク「クラッシャーモードォ……!!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ダークネスファイブからは「殿下」と呼ばれるか「若様」か。特にアニメ作画にこだわりのあるヴィラニアスとは気が合いそう -- 名無しさん (2018-05-18 08 09 08) 安易な闇落ち展開とかなくてホントによかった。脚本しっかりしてるなーと改めて思ったよ -- 名無しさん (2018-05-18 09 31 26) 元・最年少ウルトラマンつながりでウルトラマンギンガこと礼堂ヒカルと共演してほしかった -- 名無しさん (2018-05-18 09 35 40) 敵からの真相のカミングアウトがあるという点で、永夢のアレを視聴者に連想させた -- 名無しさん (2018-05-18 10 18 34) ↑カミングアウト回の放送時のTwitterは朝倉リクゥ!祭りでしたね... -- 名無しさん (2018-05-18 18 19 03) 気の早い話になってしまうが彼も今年で後輩が出来るんだよな。来年の映画でどういう客演になるか気になる。 -- 名無しさん (2018-05-18 18 51 01) もしベッドの下の正体が大人向けだとしても彼の性格からグロ系とか無理矢理系とかではないと思われる -- 名無しさん (2018-05-18 19 01 38) ベッドの下がたとえあっち系でも健全な男の子なら普通だと思う -- 名無しさん (2018-05-18 22 14 06) 庶民的な感覚で、税金や光熱費水道代のかからない一戸建てに住んでる時点で相当な勝ち組だと思う -- 名無しさん (2018-05-18 22 49 25) たぶんマルチバースでも数少ない、ジャグラーを純粋にヒーローとして好意的に見てる一人 -- 名無しさん (2018-05-18 23 47 32) ↑2 シェルターみたいなものだから怪獣が暴れても安心だしな -- 名無しさん (2018-05-19 03 57 39) 役者の初々しさと新人ウルトラマンが合致してて微笑ましい。 -- 名無しさん (2018-05-19 10 35 48) ↑4 電気はともかく、水道はどこから水引いてんだ?とは思わなくもない。宇宙船である以上水や空気の濾過機能くらいは普通にありそうだけど… -- 名無しさん (2018-05-19 11 37 32) 子供の時あんな事されたらドンシャインガチ勢になるのも無理ないよね... -- 名無しさん (2018-05-19 23 52 36) アメトーークで「リク」名前ネタやってくれて満足w -- 名無しさん (2018-05-20 21 18 10) ベリアルに対して「あなた」呼びを続けてることからリクの複雑な心境が伝わってくる。歪んでいても愛情を向けてくれる父親を憎み切れなかったんだろうな -- 名無しさん (2018-06-14 10 29 02) 5900歳のゼロで高校生くらいだから19歳のジードは子供っぽくても仕方ないね。 -- 名無しさん (2018-07-19 10 35 28) ↑5900 16≒19 0.05。0.05歳ということは産まれて半月の赤子ってことか…。これでベリアルを下したんだから将来有望どころかマジでキングの跡取りできるレベルの才能の持ち主だな -- 名無しさん (2019-01-09 17 11 09) 違う次元の世界に行っても攻略ヒロイン増やすとかいうギャルゲー気質に笑う -- 名無しさん (2019-03-20 02 48 11) アサヒは出生も似てるし実際お似合いだよね。戸井くんのお母さんともフラグ立てかけてるのは笑った。 -- 名無しさん (2019-03-21 02 39 08) モアさんの何がだめなんだと以前は思ってたけど幼少のころからの付き合いの6歳年上は普通恋愛対象じゃないよなあ、むしろモアさんがリクが高校卒業するまで犯罪に片足突っ込んでたまであるし -- 名無しさん (2019-03-22 12 54 37) 出生こそ複雑ながら、愛情向けてくれる人には恵まれてたんだよな。錘さんに始まり愛崎家もモアに限らず可愛がってくれたようだしで。 -- 名無しさん (2019-05-21 09 32 33) ところでリクはこのままフリーターでいるつもりなんだろうか?ヒーローになる以外の夢をリクの口から聞いたことが無い気がする -- 名無しさん (2019-06-03 01 09 17) 育ちが育ちなだけに人として生きていくのだろうけど 将来的に年齢の問題とか出てくるのかな -- 名無しさん (2019-10-06 23 20 50) ↑2ウルトラマンとして別の次元から頻繁にお呼ばれがかかるからフリーターでいたほうが都合がいいのではないかと。レイトさんも仕事中にゼロに振り回されたし湊兄弟も仕事中や留学中に呼ばれるし -- 名無しさん (2019-10-07 07 28 52) タイガの次番組のゼロ&ジードクロニクルで、おそらく双方に接点のあるコスモスについて取り上げられると思うけど、その流れでジャスティスにやたらはしゃぐリクの姿が見られるかもしれない -- 名無しさん (2019-12-20 10 46 56) リクくん、ペガと一般的なペガッサ星人の違いが分かっていなかった事が発覚!!まあこの天然でアホっぽい辺り父親の遺伝だろうけどw -- 名無しさん (2020-01-18 11 46 42) まあペガ以外のペガッサ星人を見てないから仕方ないよね -- 名無しさん (2020-01-18 13 11 40) 仕事に関してはAIBに協力するのが一番だと思う。というかモアが絶対勧誘するしゼナ先輩も唯一の実働戦力になることだしほっとかないだろう -- 名無しさん (2020-01-18 13 21 16) ギャラクシーファイトでAIBの協力依頼でダークキラー追ってたから繋がりはある…はずなんだがレイトさんにも給金払うどころか金借りてたから収入あるのかねってレベル。あの組織モア以外地球人いないって言われてたしどっから運営費出てんだろ… -- 名無しさん (2020-01-26 21 32 40) ウルクロZ Gでベリアル軍のBGM流れてたけどリクくんにも何故か似合うんだねアレ -- 名無しさん (2020-03-07 20 00 19) ↑2 あれだけゼロやAIBに振り回されたレイトさんが映画やニュージェネクロニクルでクビにならずに未だ営業として活動出来ていることから映画の捜査協力費含めてAIBは結構レイトさんの補助に動いてるんじゃないかな?本編ですら何回か重要な会議や取引バックれてるしAIBがなにもしてなかったら確実にクビでしょアレ、ついでに言うと午前10時の怪鳥で報道規制も出来ていることからある程度政府から補助も受けてるんじゃないかと -- 名無しさん (2020-03-25 19 31 27) レイトさんに金借りたのはモアが凡ミスしたせいだから、まあ… -- 名無しさん (2020-03-25 19 40 23) ……本人知らないところでまた惚れられてる -- 名無しさん (2020-07-09 08 40 35) 今週登場らしいけど蛇倉隊長と会ったらどうなんのかな -- 名無しさん (2020-07-22 16 46 02) ↑戦闘後すぐに闇のアゴ乗せの被害者に・・・。っていうかリクにとっちゃジャグジャグさんってオーブと同期の頼りになる先輩だよな。ジャグさん怪しい雰囲気出しまくってるけど、リク視点ではちょっと変人だが頼りになる先輩がジョークを言ったって感じなんじゃ。 -- 名無しさん (2020-07-25 11 20 24) ↑リクの評価的に「ちょっと変だけどいい人、ガイさんの友達」って感じだろうな -- 名無しさん (2020-07-25 11 22 36) 「正義に目覚めたって言ったら信じるか?」って言われてもリクくんは何も返せないというw -- 名無しさん (2020-07-25 11 26 54) ↑オーブでの顛末とか、リクくんは知らないからなぁ……。というか、円谷公式での次回のストーリーで、リク君、誘拐されちゃうみたいなんですけど!? まさか……(ジャグジャグ隊長に冷たい疑惑の視線を向ける) -- 名無しさん (2020-07-25 11 29 43) ゼットと知り合いって事はちょいちょい光の国に顔出してたって事か。光の国最初にして大罪人の息子(クローン)と言う立ち位置を鑑みると凄いわ… -- 名無しさん (2020-07-25 11 33 22) 冷静に考えると19歳というウルトラマンとしては異例中の異例の若さで大罪人ベリアルをゼロと2人で仕留め、光の国トップであるキングと父のお墨付きも貰ってるわけであって、そりゃベリアルの息子という悪名を差し引いても名声も轟くよね -- 名無しさん (2020-07-25 16 34 30) ウルトラマンとしては相当強くなったと思うけど人間状態だとやっぱり戦闘はあんまりだったね。棒振り回してるのがちょっと可愛かったぞ -- 名無しさん (2020-07-25 22 43 42) ↑身体能力高いのに、生身戦闘苦手なんだよね。多分暴力嫌いというか人を傷つけることに抵抗があるのが大きいんだろうが。 -- 名無しさん (2020-07-26 12 34 52) 戦う理由が「ベリアルをもう休ませて欲しい」なのが良い子すぎる… -- 名無しさん (2020-08-01 14 38 05) 「年齢的に成し遂げたことはウルトラ界のハリー・ポッター」とか「こんなに幼いんだからキングお爺ちゃんも気にかけるわ」と言われていたのはちょっと笑った -- 名無しさん (2020-08-01 17 46 56) ↑ハリーポッターどころかウルトラマンの年齢からしてみれば受精卵がヴォルデモート倒したレベルだよ! -- 名無しさん (2020-08-01 18 49 21) そういやジードライザーは光の国が修理してくれるのかな?レイトさんかゼロも持ってるはずだけど借りれないんだろうか -- 名無しさん (2020-08-01 19 28 22) ↑5 宇宙一粗暴で自分本位だった親父がいい具合に反面教師になってるんだと思う。辛かったろうと同情しつつも、手を染めた悪事は忘れないという良いバランスで受け入れている -- 名無しさん (2020-08-02 09 42 52) あんま邪推はしないほうがいい。あんまりいい気分ではないだろ -- 名無しさん (2020-08-02 13 07 20) 流石にヒカリがわざと壊した説は酷すぎて草枯れる -- 名無しさん (2020-08-02 16 05 51) ソニータイマーならぬヒカリタイマー的な? -- 名無しさん (2020-08-02 16 41 50) お父さんを安らかに眠らせたいから、闘い続けていると言う何処までも父親想いで優しい子だなぁ(涙 -- 名無しさん (2020-08-03 18 58 45) 違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2020-08-04 00 33 45) 可愛い顔立ちだからわかりにくいが、演者は現在180cmある。ジャグラーよりもしれっと高くなってるという。 -- 名無しさん (2020-08-04 06 45 24) 龍臣語録がまた増えてるwww -- 名無しさん (2020-08-06 20 12 10) 少なくとも絆のクリスタル時点じゃ自力の次元移動出来なかったはずなんだが今どうやってるんだろ?宇宙船の機能? -- 名無しさん (2020-09-05 00 21 43) 星雲荘が光の国で改修されて次元渡航戦艦になった説 -- 名無しさん (2020-09-13 12 21 20) ↑15濱田プロにアクションの経験が無いという大人の事情でリクは戦闘ができないのだ… -- 名無しさん (2020-09-27 02 18 01) まーた複雑な家系図作られてて笑ってしまったw -- 名無しさん (2020-10-03 12 15 53) 劇場版R/Bでアサヒちゃんがヒロインレースに電撃参戦してきたときは大いに驚いたが、今回の既成事実が先に来たヒロイン(?)はその上をいく激震だったな… -- 名無しさん (2020-10-05 16 53 59) 「爪の垢を煎じて飲ませる」という諺があるが彼の爪の垢を煎じてはいけない(デビルスプリンター的な意味で) -- 名無しさん (2020-11-07 22 07 53) そんな、まだリクくんにあるのはベリアル因子しか判明していないのに! -- 名無しさん (2020-11-07 22 26 07) まだ母星に太陽があったころのm78星雲の宇宙人は人と同じ姿だったらしい。偽ベリアルのはずがm78星雲の宇宙人の原初の姿になってたというまあ何とも不思議な子でもあるよね -- 名無しさん (2021-02-03 22 47 32) コミカライズ…主人公リクというよりその兄弟っぽい? レイオニクスよりの -- 名無しさん (2021-12-13 20 35 22) 「ヒーローへの憧れ」、「(役者として)“本物のヒーロー”の使命を果たし、夢を叶えた」と濱田さんと境遇が凄まじくリンクしているのが本当に好き -- 名無しさん (2021-12-13 21 00 13) ネタバレはあかんよりっくん… -- 名無しさん (2022-04-16 13 46 35) ↑先週までは「またしょうもないことで喧嘩したな?」だった人たちが一瞬で「ネタバレに関してはリクが100%悪い!」になってたな……w まあ、テンション上がりすぎてつい言っちゃっただけだ悪気はないんだろうけど、ネタバレはアカンわ -- 名無しさん (2022-04-16 19 05 19) やはり何かと子供っぽいw19歳なんてウルトラマン的に考えたら子供ってレベルじゃないのが原因か、はたまた子供の頃に迷惑を掛けないようにと抑圧していた反動か… -- 名無しさん (2022-05-13 03 00 14) モンスターファームの世界で父親(のカケラ)が影響出してたの知ったら頭抱えてそうだな… -- 名無しさん (2022-11-25 02 48 03) 高校までは一応通ってたっぽいけど体育の時間とか全力出せないしかなり苦労してそう。 -- 名無しさん (2024-02-05 20 51 49) 名前 コメント
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登録日:2017/12/16 Sat 22 31 50 更新日:2023/02/06 Mon 18 42 40NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 かわいそうな人 ウルトラマン ウルトラマンジード ウルトラマンベリアル ジャーナリスト ストルム星人 ネタバレ項目 ノンフィクションライター ハニートラップ マスコミ ライター 伏井出ケイ 伏線回収 全ての元凶 助演女優賞 危険思想 名演技 夢を継ぐ者 女体化 女装 小林涼子 狂信者 石刈アリエ 破滅願望 美人 脚本の犠牲者←ミスリード 衝撃の展開 黒幕 「あなたの話、もっと聞かせて!」 「こんなの最高すぎる……!!」 石刈アリエとは、『ウルトラマンジード』に登場するキャラクターである。 演:小林涼子 【人物像】 とある山中に仕事場を持ち、自分が興味を持ったあらゆる事件について調べ書籍にしているフリーの美人ノンフィクションライター。 この手のジャーナリストと言えば、ウルトラシリーズのファンならあの人の皮をかぶったハイエナを思い浮かべるかもしれないが、 彼女は己の身を投げうってでもひたすらに真実を追求し、さらに取材対象に対しても、 無理な取材をせず、取材対象のプライバシーや名誉を守る約束をするといった最大限の配慮を施すなど、マスコミとしての中立性と善意を持って活動している。 『ウルトラマンオーブ』のSSPや『ウルトラマンガイア』のKCBに近いかもしれない。 しかし、その行動理念はあくまでも「自分が真実を知りたいから」というものでしかなく、 後述する伏井出ケイに対しても、彼が指名手配犯であるにもかかわらず警察に引き渡さず匿いながら取材を続けるという、 中立的ともとれるが、自らの目的のためなら手段を選ばない自分本位な面もある。 ヒルカワのような悪辣な人間でもなければ、SSPのメンバーのような大義名分があるわけでもない、 ウルトラシリーズに登場するジャーナリストの中でも非常に異色なキャラクターである。 【伏井出ケイとの邂逅】 初登場は第18話「夢を継ぐ者」。 編集者殺人事件の容疑で指名手配されていた伏井出ケイのことを本にしようと取材を続けていたところ、記憶をなくした伏井出ケイと遭遇。 ケイを追っていたリクたちから彼を助けた後、自分の仕事場に匿うようになる。 殺人犯として追われているケイに対して決して無理に取材を続けることはなく、本を出した後もケイを守ると語り、記憶を失ったケイの心を解きほくしていく。 「君は……、親切だ……。」 「……本を出して有名になりたいだけ。」 しかし、かつて殺された同胞の復讐のためにケイを追ってきたダダの攻撃に巻き込まれ、 そこでベリアルの僕だったことを思い出したケイ、彼が呼び出したザイゴーグとフュージョンライズしたサンダーキラー、 そしてリクが変身してウルトラマンジードとなって戦う様子を目撃してしまう。 しかし、そんな目を逸らさざるを得ない現実を目の当たりにしても尚、アリエはケイに協力を求め出る。 自分の知らない世界を知っているケイは、彼女にとって冒頭のセリフ通り最高の取材対象となってしまったのである。 「震えてるぞ……。」 「……武者震いよ!だって、いい本が書けそうなんだもの!!」 「隠れ家の提供、情報の収集……。私、役に立つと思うけど……。」 「私と一緒に来て……!!」 こうして恐怖を覚えながらも、アリエは自分の夢を叶えるために、普通の人間が足を踏み入れるにはあまりにも危険すぎる世界に身を投じることとなる……。 「夢は、誰かに伝えないと消えてしまう。いい夢も、悪い夢もみんな。」 「その日、世界は再び変わり始めた。」 「それぞれの受け継いだ夢が、動き始める――――――。」 【暗躍、その末路】 こうしてケイと行動を共にするようになったアリエは、伊賀栗レイトがウルトラマンゼロに変身するのを色仕掛けでやんわり阻止したり、 あらゆる情報を提供するなどケイに協力しながら取材を続けていくことになる。 しかし、ケイと行動を共にするうちに次第に彼に心酔するようになり、「真実を知って本に書きたい」という目的が、 「ケイと共に世界の終わりを見たい」という歪んだものに変化してしまう。 そして第22話「奪還」にて、エンペラ星人カプセルとダークルギエルカプセルをAIBから奪い取るべく、彼の人質を演じる。 郊外の廃工場で錆びれた鉄塔に吊るされるという危険極まりない場所に置かれるも、真実を知らないゼロにお姫様抱っこで助け出され、 カプセルを持ったモアと共に逃走。 その後ケイがフュージョンライズしたキングギャラクトロンの攻撃に巻き込まれた隙を突いて、モアからカプセルを強奪しケイに届けることに成功する。 「私、役に立つでしょ?」 「想定していたよりもずっとな……。」 驚愕するリクたちの目の前で嬉々としてケイに寄り添うアリエの姿には、 ジャーナリストとしての正気を保っていた以前の彼女の面影はもうどこにも存在しなかった。 「そろそろ認めたらどう? これはあなただけの物語じゃない。私たちの物語。 私たち二人が、この手で、世界を終わらせる……。その瞬間を見るのが待ちきれない!」 ケイにどこまでもついていく覚悟を見せるアリエ。だが―――――――。 笑みを浮かべたケイから返ってきた返答は、自らの体を貫く漆黒の刃だった。 彼女も結局のところ、ケイにとってはただの捨て駒でしかなく、文字通り用済みとなったことで抹殺されてしまったのである。 ケイからかけられた最後の言葉は「ご苦労様」。 冷笑を浮かべたなんの感情もない一言だけだった。 彼女の死は、リクたち、特にモアの心に深い傷を残すことに……。 「結局、彼女を救うことはできなかった」 「僕たちは、伏井出ケイの手の中で踊らされていただけだった」 「ケイを匿い取材を続けていくうちに、彼女は彼に心酔してしまったのだろう」 「だが、こんな結末を、彼女は予測していなかったに違いない」 その後彼女の取材資料から、リクたちは伏井出ケイがストルム星の光を浴びるために沖縄に行ったことを知り、ケイと決着をつけるためにリクたちも沖縄に向かうことになる。 【余談】 名前の由来は恐らくSFの先駆者とも称される女性作家「メアリー・シェリー」。刈=メリ=イシメリアリエのアナグラムと言われている。 ウルトラシリーズでは近年では地球人の直接的な死の描写は極力避けられており、それだけにアリエの死は多くの視聴者に衝撃を与えた。同じく伏井出ケイに殺害された大隅丈治はニュースで間接的に伝えられるなど配慮が施されていたこともあり、アリエの死はやはりイレギュラーな描写であると言っても過言では無いだろう。 半ば自業自得とはいえ心酔していたケイに利用された挙句殺害されてしまったアリエには、オンエア後同情の声が多数寄せられた。一方で、ケイとの交流は初登場から退場回の間であまり掘り下げられておらず、突然「世界の終わりが見たい」という一介のライターが抱くにはあまりにも壮大すぎる野望を抱いた点に関しては少なからず脚本の不備が指摘されている。致命的な構成ミスでは決してないものの、もう少し彼女がケイに心酔していく様子が描かれれば視聴者の印象も変わったと考えれば少々残念なところである。 追記、修正お願いします。 △メニュー 項目変更 第23話「ストルムの光」にて、中城城跡との決闘でジードに敗れた伏井出ケイは崖際に倒れ伏し、 リクたちに追い詰められながらも自らの敗北を決して認めようとはしなかった。 そんな彼の前に、エンペラ星人カプセルとダークルギエルカプセルを回収する人物が現れる。 「私の息子に勝てると思ったのか?」 それはケイに殺されたはずのアリエだった。 アリエの死を目撃したリクたち、そして殺害した張本人であるケイですら驚愕する中、アリエはかつてケイが自分にしたように、腕から生やした漆黒の刃をケイの体に突き刺し、 ケイの体から彼の力の源であるストルム器官をえぐり取った。 それをやたらとエロい仕草で飲み込んだアリエ。 それと同時に、漆黒のオーラを纏いながら彼女の体から姿を現したのは――――――。 「私は常に、お前と共にいたのだよ。」 「不思議に思わなかったか?私が姿を消してからも、お前はフュージョンライズすることが出来た。」 「私がお前に力を与えていたのだ、ずっと……!!」 ウルトラマンベリアルであった。 ベリアルはロイヤルメガマスターに敗北後、器としてアリエに憑依していたのだ。 偶然を装ってケイに接触し、彼に力を与え続けていたことで、ケイはこれまでもフュージョンライズ可能だったのである。 そして、ストルム器官を失ったケイを用済みと宣言し、アリエから分離したベリアルは宇宙空間に移動、 最強形態・アトロシアスとなり、宇宙を史上最大の恐怖へと陥れることになる……。 【余談2】 実は第22話放送後にメイン監督である坂本浩一氏はインタビューで「アリエは今後重要なカギを握る」と語っており、アリエ退場後という発表時期もあり、どのような場面が描かれるか少しだけ話題になっていたが、まさかこのような形で再登場するとはだれも予想しておらず、視聴者を驚愕させることとなった。さらに前述の脚本の不備を指摘された点も、この展開への重要な伏線であることが明らかとなり、今回の展開でそのような不満はほとんど出てこなくなった。 そしてすべてが明らかになった後、「アリエ(Allie)」の名前の由来は上述の他に「ベリアル(Belial)」のイニシャルの並び替えという2重の意味が込められていたと考えられるようになった。逆に音の感じからアリエ=ベリアル説を考えていた人はアリエ退場の事実に驚いていたとか。 悪のウルトラマンに憑依された女性は『ウルトラマンネクサス』に登場するトラウマメイカー、斎田リコに次いで2人目。最終的に死亡してしまったリコとは違い、アリエの生死は作中(並びに関連書籍など)でも明示されていないが、黒幕にいいように利用されて切り捨てられたことには変わらず、どこまでも救われない結末となってしまった。 この真実には(演者繋がりで)「ヒルカワポジと思ったら光彦ルートだった」などの声も出ていた。 最低でも第18話でケイが記憶を取り戻した直後の時点で、ベリアルがアリエに憑依していたことが本編及び関係者ツイートから明らかになっており、本編でのアリエの行動のほとんどがベリアル意思に基づくものということになる。つまり、レイトへの色仕掛けやお姫様抱っこで助けられたシーンも……。(特に後者はゼロは勿論陛下にとってもブチギレ案件だったのでは……)それでも女性言葉と仕草を完璧に演じきった陛下の演技力には感服せざるを得ない。仮にアリエをべリアルがマインドコントロールしている状態にあり、言葉や仕草は素のアリエに依存するとしても、べリアルの意思で動きながらべリアルという顔を徹底して隠しきったことになり、やはり演技力は高いということになる。 一方で、アリエから分離した後も一人称が「私」のままであるなど女性を演じた時の癖が抜けきっておらず、「女装癖がついてしまった」というあらぬ誤解を受けるネタが生まれてしまった。 ベリアルが人間に憑依していたという説そのものは、『︽ジード』放送開始時から既に考察されていたものである。しかし、その憑依先はフクイデであるという内容であり、ケイ≠ベリアルが判明して以降この考えは完全に忘れ去られることとなった。このような前例があったにも関わらずアリエ退場後もこのベリアル憑依説が全く触れられもしなかったのは脚本の勝利と言える。 忘れられがちだが、何気にベリアル陛下初の人間体でもある(クローンに近いリクは別として)。サンダーブレスターでコンビを組んだゾフィー兄さんも大谷博士やらバレーボールチームやらサコミズ隊長と人間体は安定していないため、今後もアリエで固定されることはないとは思われるが。 アリエの登場は坂本の提案によるもので、シリーズ構成の乙一(安達寛高)はアリエのエピソードを執筆していない。監督の武居正能によれば、ベリアルが復活する過程として仮面で顔を隠したもう一人のリクを登場させる案も存在したが、物語に絡めにくいとの判断からアリエに変更されたと述べている。また、乙一によれば第18話以降にお遊び編が予定されていたが、アリエの登場により緊迫感を保ったままになったという。乙一は、リクに対して昭和のヒーローであるドンシャインが寄り添っているのに対し、アリエはケイに寄り添う昭和のイデオロギーを持った女と位置づけている。 不思議に思わなかったか?アク禁されても、お前は項目を追記、修正できた 私がお前にアクセス権を与えていたのだよ、ずっと……! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 「親父が先輩にお姫様抱っこされた件」になるわけかこれ -- 名無しさん (2017-12-16 22 46 43) 色々とヒントはあったのに本気でこの展開は予想できなかったな。やっぱ小説家って凄いわ -- 名無しさん (2017-12-17 00 00 53) 予想もつかない展開だったんだけど、レイトに色仕掛けしてる時やゼロにお姫様抱っこされてる時陛下はどんな気持ちだったんだという考えで頭がいっぱいになってしまう -- 名無しさん (2017-12-17 00 36 59) ↑ゼロも陛下も黒歴史化して頭抱える構図が簡単に浮かぶ -- 名無しさん (2017-12-17 00 51 36) ベリアルってアリエを殺して憑依してたの?それともアリエの死後に死体に入った? -- 名無しさん (2017-12-17 00 58 42) ↑一番遅い場合は後者かも。前者はわざわざする必要もなさそう。条件さえ合えば他のウルトラ戦士の憑依でも人格乗っ取れるし -- 名無しさん (2017-12-17 01 06 26) 陛下の名誉のためには死後に遺体を利用した形にした方がいいかもね…でないと陛下も恥ずかしいしゼロも発狂しちゃうw -- 名無しさん (2017-12-17 01 18 41) ケイは「陛下が私に最後に残された力がフュージョンライズさせてくださっている!」とか思ってたんやろな… -- 名無しさん (2017-12-17 01 27 39) 確かに女装っぽいwwwww そもそもアリエという人間は存在していたのか? -- 名無しさん (2017-12-17 10 51 09) ずっとべリアルの意識で行動してたならカプセルを一度ケイに渡す必要はないし、憑依して思考を誘導してた感じじゃなかろうか。 -- 名無しさん (2017-12-17 20 17 42) 陛下ホント息子大好きよな… -- 名無しさん (2017-12-17 21 11 26) ↑↑↑データは存在してたし、ベリアルが抜け出た後に死体?が倒れてたから間違いなく存在はしているはず。ただ、本来の人格は不明… -- 名無しさん (2017-12-17 21 45 01) ↑憑依時は「私」って言っていたし、ベリアル自身も最後まで彼女の人格を演じていたのかもしれない。 -- 名無しさん (2017-12-17 22 36 40) 地味にこれでサンダーブレスターコンビも人間体持ちになったか…双方共にイレギュラーな形での人間体だけど -- 名無しさん (2017-12-17 23 12 47) 光の国のウルトラマンだったら自分の過失でうっかり殺しちゃった(マン兄さん)とか勇気ある人間に感銘を受けて救うべく憑依(新マン他多数)する行為を自身の野望のためにその辺に居た人間にホイッと憑依するあたりベリアル歪みねぇな感 -- 名無しさん (2017-12-17 23 53 14) 図鑑では陛下の人間態の項目にアリエさんが載るのか… -- 名無しさん (2017-12-18 02 42 47) アリエ=ベリアルって判明したときの、れいとさんの顔がすごいことになってるんだよね。やっぱりゼロも騙されて相当悔しかったんだろうな。 -- 名無しさん (2017-12-18 10 59 17) これってつまり知らなかったとはいえ伏井出先生はベリアル様を腹パンしちゃったってことだよな。…陛下のことだから許してはくれないだろうなぁ -- 名無しさん (2017-12-18 17 26 33) 変身シーン目撃をわざわざ予告編でまで流していたのも、今思えばミスディレクションだったのかも。正体バレ展開かとハラハラしたのに、今のところリクは何の影響も受けてない。 -- 名無しさん (2017-12-19 03 17 26) ↑↑(^u^)だが無意味だ -- 名無しさん (2017-12-19 12 11 58) 「ウルトラマン」が敵に回ったことの本当の恐ろしさってこれだよな… アリエと融合して人質に取ることすらやろうと思えばできるわけで -- 名無しさん (2017-12-19 22 43 04) 結局生死不明のままだけど、本作のナレーションはどうも物語完結後の回想形式っぽいし、「助ける事は出来なかった」って言ってるから恐らくダメだったんだろうな -- 名無しさん (2018-01-02 12 15 25) 宇宙船だったかの記事によれば、アリエは陛下に乗っ取られてたんではなく、深層意識を弄られて陛下の望む行動をとるように誘導されてたらしい。どっちにしろ救えない話だが -- 名無しさん (2018-01-02 13 03 12) 多分 キメラベロス戦で瓦礫に巻き込まれ埋もれていたんじゃないかなアリエ 瀕死の大怪我負って「助けて・・・助けて・・・」と言ってたら陛下が見つけて・・・・ -- 名無しさん (2018-03-31 11 55 10) ↑陛下「ヘッヘッヘ、シンパイスルコトハナイ」 -- 名無しさん (2018-09-08 10 51 54) ちなみに今の陛下の中の人も昔の中の人もリアルで女装経験者だぞ(笑)。 -- 名無しさん (2020-11-18 13 07 49) そういやリク役の龍臣プロが好きなジャスティスも人間体で女性の姿をとっていたっけな… -- 名無しさん (2020-11-18 21 05 32) 名前 コメント
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デビル メイ クライ 4(Part2/2) ページ容量上限の都合で2分割されています。 2009/10/26にWiki直接投稿 本部内の渡り廊下。跳ね橋を下ろそうと装置を操作するがこれも魔の力の影響か、 橋自体に巨大な樹木が絡みついていて役をなさない。 仕方なく他の道を探して後戻ったネロは、はびこった大木により壁が大きく崩れ落ちた、とある一室にやってきた。 焦りに呼吸を弾ませながらぐるりを見渡し、ふと頭上の「それ」に気付いて息を呑む。 鳥籠にも似た奇妙な装置。目を閉じたキリエが揺らぐ赤い光に捉えられるようにして浮いている。駆け寄ろうとしたネロの前に、耳障りな羽音と共にアグナスが現れた。 「やっと来たか……」 「キリエに何を!」 アグナスは睨みつけるネロの視線から隠すように、キリエの前に剣を掲げて挑発する。 「自分で確かめてみたらいい。私を倒せたらの話ではあるがね」 忌々しげに舌打ちをし、 「お前は殺す。キリエは守る。それだけだ!」 端的な言葉を吐き捨てて、ネロは開いた右手をひときわ激しく光らせた。 「貴様……!貴様ッ!」 辛うじて宙に浮きつつ、腹を押さえたアグナスが、怨嗟の声を振り絞る。 「殺す!殺してやる!」 喚きながら突きつける剣に、 「来いよ。首をスッ飛ばしてやる」 今度はネロが両手を広げて挑発を返した。 度を失った叫びと共に、アグナスは剣を振りかぶり突進してこようとしたが、 その進路を猛スピードで飛ぶ何者かに遮られ、慌てて急ブレーキをかける。 「何者か」……いや、「何者かたち」……それは一群の「天使」だった。 彼らはしばらく辺りを目まぐるしく飛び回っていたが、ほどなく一斉にネロに向かって殺到してくる。 四方八方から次々と飛び掛ってくるのを或いは剣で弾き飛ばし、或いは槍を捕まえて投げ飛ばすが、 数と機動力の差のせいで防戦一方に追い込まれてしまう。 幾つもの翼が風を切る音と、剣戟の音が響く中、アグナスは傍らに生まれた光、その中から現れた鎧姿に恭しく頭を垂れた。 「教皇……」 「もう良い、アグナス。お前は降臨の準備をせよ」 老人のシルエットとは似ても似つかないが、翼を具えた豪壮な姿の鎧は確かに教皇の声でそう命じ、アグナスは従順に応じてその場を飛び去って行った。 「教皇」は眼下で荒れ狂うネロを一瞥すると頭上をゆっくり振り仰ぐ。そこにはキリエがいまだ気を失ったまま、「鳥籠」の中に浮かんでいる。 滑空してきた「天使」の槍を跳ね返し、ネロはハッとして中空を見やった。 他のものとはデザインのやや異なる鎧を纏った、四枚羽根の「天使」がキリエを抱え、連れ去ろうとしていた。 援護の為か、更にも増して激しくなった「天使」たちの攻撃を片っ端から捌きとめ、突進してきた二体の槍を両腋に挟んで投げ飛ばし、駆け出した所で剣を弾き飛ばされるがかえりみもしないで跳躍する。 「彼女に触るな!」 二体同時に飛び掛ってきた「天使」が一瞬で吹き飛ばされた。 青白く光る右手を、宙を遠ざかるキリエに向かってあらん限り、一杯に伸ばす。 「キリエーッ!」 「ネ……ロ……」 喉も割れんばかりのネロの雄叫びが届いたのだろうか、 目を閉じたままのキリエが無意識の下から、囁くようないらえを返した。 しかし、彼がその存在を呪いながらも同時に少なからず頼みにもしていたであろう悪魔の腕は、 先刻のようにやはり肝心なところで彼を裏切った。 彼に出来たのは、辛うじて、その胸に下がっていたペンダントを掴み取る事だけ。次の瞬間には、急降下してきた一体の「天使」によって地上に叩き落され、床に磔にされてしまう。 「その力、やはりスパーダの血か……」 鎧の下でもがくネロを見下ろし、教皇はそう呟いたが、すぐに踵を返し、飛び去っていく。直後、その後詰をするかのように二体の「天使」が宙を滑り、襲い掛かってきた。 が、最早遠くなるキリエの姿しか映していないその両目が赤く輝くや否や、その身を刺し貫いた二体の槍もものかは、右腕の一振りで三体すべてが吹き飛ばされて壁に叩きつけられ、ガラクタと化す。 よろめきながら、ネロはなおも数歩を走ったが、ぽっかりと空いた壁の穴の向こうには、もう誰の姿も見えなかった。 荒い息をつきながら、左手の中に残されたものを見下ろす。 光る掌の上の、小さなペンダント。 がっくりと膝を突き、何度も拳を床に叩きつけるネロの獣のような叫びは、やがてかすかなすすり泣きへとかわっていった。 教団本部内の一室、つい先刻教皇が「蘇った」部屋を横切ろうとしたネロは、はっと息を飲んで足を止める。 「遅かったな」 あの赤いコートの男が寄りかかっていた柱から身を起こし、床に突きたてていた大剣を背負うところだった。 「今さら……何の用だ?」ネロは歯軋りせんばかりの剣幕で「こっちは急いでるんだ」と男を乱暴につきのけ先へ進もうとしたが、その肩を「そろそろ―――」と背後から男がつかんだ。 途端、ぎろりと相手を睨みつけ、つかんだ手を払いのけざまにネロは男に殴りかかったが、男はそれを難なくかわし、今度はネロの腕をつかんで「鬼ごっこはヤメだ」上から覗き込むようにしつつ言う。 と、戒められたネロの右腕がこめられた力で輝きだすのを見て取るや、男はぱっと手を放し、独り相撲を取らされたネロは、自分の力のあおりを食らって背中から壁に突っ込んでしまった。 「その刀を返せ」壁に開いた大穴に、のしのし歩み寄りながら男が言う。 「何の話だ……」という言葉とは裏腹に、ネロの体から光の波動が湧き出して、次いで放たれた一陣の衝撃が崩壊で立ち込めた土埃を吹き払った。 顔を庇っていた手を下ろして男が低い息を漏らす。 彼と対峙したネロの背にはオーラが造り出した異形の影が佇んでいた。 しかしそれを目にしても男は特に慌てるでもなく、 「俺の兄貴の物でね。返すなら―――」ひょいと背中に手をやり、大剣を抜き放つ。 「見逃してやるよ、坊や」 「“坊や”か……」と鼻をこするや「我ながら甘く見られたもんだ!」ネロは刀を腰だめに構え、ひと息に振り切った。 目前に迫った居合いによる衝撃波を男は宙に飛び上がってかわし、そのままちょんと天蓋の上に腰掛ける。 背後で崩れ落ちる石柱を見やり、感嘆めいた声を上げてからこちらを見下ろし、「忠告だ」と人差し指でみずからの胸をこつんと叩いた。「年長者は敬え」 もちろんネロがそれに従うわけもなく、彼は男を無視してそのまま駆け去ろうとしたが、進行方向に男が飛び降りてきて道を塞がれ、忌々しげな息をつく。 大剣を肩に担いでそれを眺める男のまなざしから、ふと笑みが消えた。 激しい剣閃の応酬が続く。 4合、5合、6合目についにネロのがむしゃらな剣が男の大剣を宙に跳ね上げた。 チャンスとばかりにネロは刀を胸元に引きつけ、渾身の突きを放ったが、喉元にその切っ先が届く寸前、男がするりとその攻撃をかわしざま、ネロの後頭部をぽんと叩いて押し出した。 結果勢いを狂わされたネロは足をもつれさせて無様に床に転がり、男は落ちてきた大剣を見事にキャッチして、悪ガキのような笑い声を上げた。 往生際悪く上半身だけ跳ね起きて、歩み寄る相手にヤケクソまがいの一撃を浴びせようとしたが、首の真横に剣をつきたてられて、そこでようやっと観念したネロは床に大の字になった。 「頭は冷えたか?」彼と同じく荒い息をつきながら、それでもにやにや笑って男が聞いてくる。 ネロが顔を背けると「何だよ、文句あるか?」となおも聞くので「殺す気はないって顔だな(英語だと「最初っから俺で遊んでたんだろ」という)」右腕を踏みつけた男の足を睨みつけてネロが応えると、男はネロの右腕から足を上げ、床から剣を抜いて身を引いた。 「その刀は、人と魔を分かつ剣でね。俺が持つのがスジなのさ」ふらつきながら床から身を起こすネロに言い聞かせるようにそう言って「家族の形見だしな」と付け加え、男はとんとん、と胸を叩いて見せたが、 「必要なんだ……」 手にした刀に眼を落とし、低い声で囁くネロを見ると、彼は小さく頭を振って息をついた。 「なら、持ってけ」 あっさりとなされた提案に、ネロはきょとんとして男を見返したが、「頭も冷えただろ。行きな」 男はそれ以上何を説明するでなく、ただ親指で出口の方を指す。 暫しの無言ののち、ネロは右手の刀を握り締め、歩き出した。 すれ違う二人の間に、ふと一陣の風が吹く。 「おい!」 その時、遠ざかるネロに背を向けたまま、男が声をかけた。 「名前は?」問われて「ネロだ。あんたはダンテだろ」と答えると「悪くない名前だ……」ネロは呟き、歩み去っていった。 「お前もな」 振り返り、男……ダンテがそう返す。 そのまま小さくなる背中を見送っていたダンテの視界に、突然白い影が割って入った。 扇情的な切れ込みの入った教団服に褐色の肌を包んだ銀髪の美女。 教皇に言ったとおり、グロリアが彼のもとに現れたのだ。 両者の間に張り詰めた空気が流れる……かと思いきや。 沈黙もつかの間、突如ダンテが噴き出し、膝を打って笑い始めた。 「似合ってるじゃないか」 言われた方も、「それはどうも」 肩をすくめてあっけらかんと応じると、ひょいと腕を伸ばして何かを剥ぎ取るような動作を見せる。 するとエキゾチックな銀髪美女は姿を消し、以前の彼女とはまるで正反対の……銀のボブヘアは腰までのブロンドに、褐色の肌は抜けるような白に、白い団服は黒いチューブトップと黒皮のパンツに変わった……美女が現れた。 彼が笑い出したのも当然、そしてグロリアが魔剣スパーダを教団にもたらせたのも当然のこと、彼女の正体こそダンテの相棒、女悪魔のトリッシュだったのである。 「……行かせていいの?」 「あんな顔されたらな」 愛剣「リベリオン」を床に突きたて、そう答えるダンテにトリッシュは歩み寄り、彼の肩に手を置いて、 「大事になっても知らないわよ」とその顔を見上げたが、 「その時はその時だろ。俺がケツを拭くさ」 剣を背に戻しながら彼女の相棒は頼もしいというか行き当たりばったりというかないらえを返し、トリッシュは無言でなんとも言いがたい視線を向けるのだった。 「これは……」 教団本部、最上階。そこに安置された二本の角に後光のような輪を戴く巨大な石像を見上げて呟きを漏らしたのもつかの間、ネロはやおら銃口をその頭部に向けた。 「美しい姿だろう?」 両手を広げ、教皇は問いかけたが、 「俺の趣味とは合わないね」すげないネロの答えに「それは残念だ」左手を振った。 それに応じて石像の額にはめ込まれた青い宝玉の中から現れたものを見て、ネロの目が驚きに見開かれる。「キリエ……」呟き、銃を下ろしてしまうネロに教皇が問いかける。 神の中で彼女と溶け合い、一つになって永遠の愛を証明したくはないか、と。 「××××してな!」 ネロはただそう返して歯噛みする教皇はそれきり無視し、キリエにひたむきな眼を向ける。 「今助ける。信じてくれ」 彼女もまたじっとネロを見つめ返したが、小さく頷いたかのように見えた瞬間、その体は石像の中に引き戻されていった。 「交渉は決裂か。未完成とは言え、この神の力の強大さを思い知れ」と教皇は叫び、彼と神という名の巨像とを相手取った戦いが幕を開けた。 吹き飛ばされつつも何とか体勢を立て直し、石像の額に降り立った教皇に、閻魔刀を振りかざしたネロが飛びかかる。が、すんでの所で教皇の足元の宝玉からキリエが再び現れて、それに怯んだネロは巨像に掴み取られてしまった。 「愛のために破れるか」とあざ笑いながらも、教皇はネロの持つスパーダの力を認めたが何故か「ダンテほどではなかろうがな」と付け加えた。 何とか逃れようとあがきながらも唐突に出てきたダンテの名を訝るネロに、本来石像の中にはダンテを取り込む予定だったと教皇は告げ、「だが結果が同じなら、容易な道を選べばいい」ネロに向けてその手を差し招くと、閻魔刀が石像をすり抜けて浮かび上がり、教皇の手の中に納まった。 「貴様の血とこの閻魔刀の力で、我らは望みどおりの楽園を築ける」 刀を掲げて勝ち誇る教皇の前に、その時ふいに白い影が舞い降りる。驚きに眼を見張る間もなく、彼は飛び降りてきたクレドの放った剣閃を受けてその場に崩れ落ちた。 逃げろと叫ぶクレドの声に、なんとかネロは右腕を引き抜いたが、同時に響いた苦鳴に愕然と眼を見開く。特に傷ついた様子もなく裏切りの理由を訊く教皇に串刺しにされつつも、クレドは彼の望む理想の世界のために何でもやってきたが、何も知らぬ妹までも利用した事だけは許せない、と途切れ途切れに糾弾する。 「愛か?家族への?愚か者め!」教皇は吐き捨てて刀を振り払い、「信ずるべきは、絶対的な力のみだ……!」必死で伸ばすネロの手を掠めて落ちていくクレドの姿を見送った。 クレドの、血に染まったその体は、しかし石畳の床に激突する寸前、何者かに抱きとめられて難を逃れる。 壁際にクレドを横たえるダンテを守るように進み出たトリッシュの正体を看破して、教皇は「貴様らにも予想外だっただろう、この小僧の体に流れる血はな!おかげで我らが神は完成する!」となおも嘲った。 が、ちらりと相棒と視線を交わして、ダンテが「坊やはまだやる気みたいだぜ?」溜息混じりにそう言ったのと同時に、ネロの伸ばした悪魔の腕が教皇を鷲づかみにして石像の胸部に叩きつけた。 やったかと思われた瞬間、しかし既に「神」と同化している教皇を「神」の体に叩きつけた所で意味はなく、「神」の体内を通ってネロの背後に現れた教皇がその右腕を像の拳に縫いとめた。 最早脱出は不可能と哄笑しながら教皇は刀を携えて再び「神」の中に姿を消し、ぐったりとうなだれるネロに、「坊や!ギブアップか?」とまるきり外野の口調でダンテが問いかける。 「もう、打つ手ナシでね……」ネロはそう返すのがやっとの事で、それきり顔を上げることもできない。 しかし「そりゃ大変だ」と肩をすくめたダンテが「死ぬのは勝手だが、刀は返せよ?」と薄情に指を突きつけると、「取りに来な……」とこの期に及んで憎まれ口を叩いた上に中指を突き立てつつ巨像の中に引き込まれ、「悪ガキめ……」ダンテは苦笑交じりに呟いた。 かすかな歌声と差し込む光に目を開けると、赤黒い、夕焼けのような空にネロはキリエと二人、浮かんでいた。 彼を目覚めさせた光は、キリエから放たれているようだった。 かすれる声でネロが呼びかけると夕闇が払われ、辺りは光に満たされる。 守れなかったと呟くネロに、キリエはただ微笑んで手を差し出す。 けれどもその手をとろうとした刹那、キリエの体は金色の粒子に変わって闇へと融けていった。 ありがとうと囁くキリエの声に、ネロは闇に捕らわれ、もがきながら叫び続ける。 「約束だ!ここから抜け出す!君と一緒に!」 だがその絶叫も、そして思わずあふれた涙も虚しく闇に飲まれ、かき消された。 あれは白昼夢だったのか、気がつくと現実の彼は強靭な肉の塊に捕えられていた。不気味な肉の檻……それは「神」の像の体内、その胸の青い宝玉の中に位置していた。 すると宝玉が鈍く明滅を始め、同時に不気味な地鳴りが辺りを包む。「神」が空中へ浮かび上がろうとしているのだ。 頭上遥かに舞い上がる「神」の背に出現した、奇妙な光る輪のような物体を指し「見ろよ!羽が生えた!」ダンテが呆れた嘆息のような笑い声を上げた。 「悪趣味なデザインね」切って捨てるトリッシュに首を振り、ダンテは背後にへたり込んだクレドに完成した「神」の行方を尋ねた。 何とか立ち上がろうとしながら果たせず、クレドは「世界の救済には混沌が必要だ」と答える。 彼らはこの街に眠る魔界への扉、地獄門を開こうとしているのだと。折れた閻魔刀、魔界を封印した鍵を復活させようとしていたのはその為だったのだ。 「人と悪魔を分かつ剣、か……」呟くダンテにクレドは喘鳴に濁る声で必死に訴える。 スパーダの息子の貴方ならば、神さえ殺せるかも知れない、と。 「期待されてるみたいね」トリッシュが目を向けるが、ダンテは「らしいな」と受け流すだけだ。 すると、「頼む、救ってやってくれ……」ようやっとのことで立ち上がったクレドがダンテの肩を掴んだ。 「彼らを……キリエと……ネロを……」だが、それが彼の最後の言葉だった。 倒れ込もうとするクレドをダンテが支えたが、その体は光に包まれ、無数の粒子になって飛び散った。 「分かったよ」しばしの後、ぽつりとダンテが呟いた。 「遺言じゃ仕方ねえ」やれやれとでも言いたげに腕を組むダンテに「私は住民を避難させる」言い置いてトリッシュがすたすたその場を去ろうとするので 「おい!そもそもお前が……」と難所を押し付けられた不満もあらわに言い募ろうとすると「じゃあ交代?」ぴしゃりと遮られてダンテは一瞬口ごもった。 結局は「いや……こっちがいい」 降参!とばかり、手を上げてダンテは大股に歩き出した。その背に彼の相棒が続く。 歩き去る彼らの後ろ、二人の背中を見送って、光の最後の一粒が蛍のように舞い上がり、闇に消えた。 「さあ、欲望のままに暴れるのだ」 地下の神殿らしき建物。宙に渡された石の通路を、誰に向けてか語りかけながらアグナスがゆっくりと進んでいく。 「喰らい尽くせ。この世界の崩壊の果てにこそ」 やがて石の通路は丸い台座で行き止まりになった。彼が、というより彼が携えた閻魔刀が近づくにのに合わせ床で不気味に脈打つ赤い魔方陣に向かってアグナスは刀を振りかぶり、 「神の支配する楽園の時代が―――訪れるであろう!」 叫ぶと、その中心に開いた「鍵穴」に向けて剣を突き刺した。 一瞬、辺りが白く輝き、そしてそれは一面の巨大な魔法の赤光に変わる。 「今こそ!審判の時!」 深紅に輝く閻魔刀を前に、アグナスは喉も割れんばかりの雄叫びを上げた。 大聖堂の前に避難していたフォルトゥナの市民たちが、巻き起こる地鳴りに不安そうに顔を上げる。見上げる目の先で、あの巨大な石版が不意に膨れ上がり、泥のような飛沫を……否、そう見える程の膨大な数の悪魔たちを吐き出した。 転げるように逃げ出した彼らを、悪魔たちが次々と屠っていく。 追い詰められ、震えるだけの無力な民たちを覆う悪魔の影。 と、その影を何者かが吹き飛ばした。 恐る恐る振り返れば、白い騎士が宙に翼を広げてこちらを見下ろしていた。 同じく街のあちこちで、騎士たちが悪魔を払い、人々を「救って」いく。 「恐れることはない!神は今、降り立った!我らを救うために!」 騎士たちを従えて宙を行く「神」の頭上で教皇が高らかに叫んでいる。 「感謝を捧げよ!賛歌を歌え!世界はまだ終わってはおらぬ!」 力強く腕を打ち振ると、「神」の頭の不完全な……まるで悪魔の角のようにも見える「輪」が稲光を放ち、輪の欠けた部分に生じた雷球から生じた電光が無数の悪魔たちをやすやすと打ち砕いた。 辺りに教皇の笑い声が響く。人々を「救う」、その気高い筈の所業とは裏腹な、下卑た笑い声が。 気のない拍手が辺りに響く。 「なかなか演技派だな、爺さん」 火に包まれた街とそこに降り立った「神」を遠く眺めながら、ダンテはまるで熱のこもらない口調でそう言うと、コートの裾を翻して歩き出した。 「魔剣教団?」 ピザをかじりながらダンテは古い知り合いを見上げた。 「そう。聞いた事は?」 だだっぴろい机の上に手をついて、ぴっちりした白いスーツに包まれた、豊かな胸元をさらしながら尋ねてくる。 「宗教には縁がない」 彼と同じ感想を抱いたのか、相棒は机の端に腰掛けて、彼と同じくピザをかじりつつ足をぶらぶら揺らすだけで、こちらのことを見もしない。 「フォルトゥナで信仰されているの。物好きしか知らないけどね」 「お前みたいな?」 「そういう事。スパーダの事は詳しい?」 まぜっかえすダンテに怒りもせずあっさり返すと、彼女は更にそう尋ねた。 「何でも知ってるってわけじゃない」 と、返してダンテは脇の相棒に目線をやったが、トリッシュはあいも変わらずピザをかじっているだけだ。サングラスの奥の眼……片側が青で、片側が赤い奇妙な眼でそれを睨んで、昔なじみはガンベルトに包まれた物騒なフトモモを揺らして歩き出した。 「スパーダはその街の領主だった。人々は彼が去った後も彼を崇めてる……神としてね」 「悪魔が神になったか」 お行儀悪く机の上に載っけていた足を床に降ろして、皮肉な口調でダンテが笑う。 聞いているのかいないのか、ピザを食べ終わったトリッシュは、こちらもまたお行儀悪くなおかつエロい音を立てながら指をしゃぶると、テーブルをぴょんと飛び降りた。 「話はここからよ。問題はその教団。悪魔を捕まえてるの。何度かは仕事を邪魔されたわ」 「動物園でも開くのか」 彼女は今度こそ苛立たしげにダンテの手からピザをひったくった。 「……まだあるわ。あなたが持ってるような―――魔具も集めてる」 ピザでこちらの事を指す彼女の手から 「じゃあ博物館だな」 と相変わらず茶化しながらそれをひったくり返そうとしたダンテは、ひょいと手を引っ込められて、 「……何だよ」 忌々しげに机を軽くたたいてまたその上に足を乗っけなおす。 突いていた両肘を机から離して、仁王立ちになった彼女が 「そんなものより―――はるかに凶悪な目的だとしたら?」 ピザを片手に言い放った所で何か思うところがあったのか、ダンテはようやく机から立ち上がった。 「……退屈しのぎにはなるだろうな。トリッシュ!」 呼びかけて、返事が、そういえば気配もないのに気がついて、眉をひそめて背後を振り返ったダンテはやれやれと首を振った。 背の壁にかけてあった父の形見の魔剣「スパーダ」が消えている。 刀掛けには鮮やかなルージュで「See You There(現地集合)」の文字。 「ややこしい話になってきた……」 そう言いつつも、密林の木漏れ日の下を行くダンテの口元には、楽しげな笑みが浮かんでいる。 密林の「門」の前までやって来たダンテ。 怪訝そうに背後の空を振り仰ぐと、蛇体をくねらせ、卵を射出しながらエキドナが泳いでいくのが見える。 息をつき、首を振ると出し抜けに駆け出した彼は、飛来する卵の着地点まで駆けつけると、それを次々と蹴り返す。 蹴り返された卵は宙で複雑に跳ね返り、最後に放ったオーバーヘッドキックの一撃でビーンボウルのように卵の群れを弾いて、全ての卵が龍態を解いて女怪の姿を現したエキドナの顔に次々ぶつかった。 「貴様、何者じゃ!」 怒り、声を上げるエキドナに「無視されるのは嫌いでね」とダンテは肩をすくめる。 「わらわの子と一体となり平穏な余生を送れば良いものを!」 叫んだエキドナが龍に身を変えて襲いかかったが、ダンテは手にした剣をひょいと背中に掲げただけ、次の瞬間その姿はエキドナの大きく開いた口の中に飲み込まれてしまった。口の間からはみ出した片足が力なくぶらりと揺れる、と見えたのも束の間、「そういう誘いなら……パスだな」易々と龍の大顎をこじ開けてダンテが再び姿を見せる。 弾みをつけて龍の口中から飛び出すと、睨みつけるエキドナにダンテは悠揚と剣を突きつけた。 「刺激があるから人生は楽しい。そうだろ?」 「わらわの森!わらわの子!」 体液を噴出しながら、苦しげにエキドナが喚いている。 しばしの間、ダンテは無言のままその悲鳴を聞いていたが、やおら銃を引き抜くと、容赦のない一撃を食らわせた。轟音と共に引き裂くような悲鳴を残してエキドナが四散する。 「黙ってた方が美人だな」 嘯いて銃をしまうと、彼は巨大な石門の基部へ足を向けた。台座の上で瞬く光に手を伸ばすと、それは独りでに宙を滑ってダンテの掌に納まった。 「まず一つ……」 呟くと、光が一層強くなり、それが収まったとき……ダンテの両手と両足、それに下顎は奇妙な「鎧」に覆われていた。紫の光の帯が脈打つ両の拳を握り締めると、軽い金属音がして更に刺状の肘当てが現れる。それらを眺めやった後、ダンテは門へと向き直った。しなやかな足捌きで石畳を踏みしめ、ゆるゆると両腕を泳がせて、指先を揃えた右の手をぴたりと巨大な石壁に突きつけた。 転瞬、伸ばした指を拳に変えて、その分開いた僅かな隙に、雷光のごとき拳打を叩き込む。途端、彼の体を中心に放射状に突風が吹き抜け、弾けた瓦礫が飛び散った。巨大な石門の表面に地から天へと亀裂が走り、一つ瞬きしたあとにはそれは幾つもの石の塊となり、雪崩を打って落ちてくる。するとダンテは身をかがめるや、拳を腰だめに構えて跳躍した。 掲げた拳から炎を吹き上げ、門の欠片を砕きつつぎゅりぎゅりと上昇し、途中からは身を反転させて幾つもの石塊を蹴り割って、頂点に到達したところで手刀を閃かせ、一際巨大な門の天頂部に当たる岩塊を叩き割り、着地する。 拳を握って力を溜めるダンテの背後、落ちてきた巨石が次々と重なっていく。石塊が落ちきり、見上げるほどの石の山になるのと同時に、ダンテは鼻の頭を親指でぴんと弾き、天高く飛び上がる。そうして紫の炎を纏い、放たれた手刀は巨石の山を、その断面を赤く溶けるほどに焼きながら真っ二つに叩き割った。 土埃、いや、焼かれた石の上げた蒸気だろうか。もうもうと上がる煙の中で 「あと二つ……」 反した拳を眺めながら呟いて、ダンテはその場を後にした。 ネロがバエルを倒したことにより止んだ筈の吹雪が、何故か再び猛然と荒れ狂っている。 フォルトゥナ城の中庭を横切りながらダンテはふと顔を顰めて鼻を摘んだが、上空から響いてくる嬌声に目を上げて、そこで淫らな踊りを繰り広げる女たちを見つけるや、そんなことは忘れたかのようなヤニ下がった表情になり、口笛を吹いた。 そうして光る裸身の女たちが絡み合い、腕を伸ばしてこちらを差し招くと、「ベイビーちゃん!」両手を広げて彼女たちの元へと駆け寄った。 「サイコーだ!」雪の上を滑り、近づいた彼を、待ってましたとばかりに宙から降りてきた女の一人が抱きしめようとするが、ひょいとかわしたダンテは仰向けのままバックスケーティングして、もう一人の女のお尻を下から覗き込んだ。エロ親父そのものの行動に、慌てたように彼女は距離をとり、しかしまたお互いに近づいてはかわし、かわされる。 やがてダンテは凍った地面に寝転がると、吹雪の中に舞う異様な女たちをニヤニヤと見物し始めた……が、その直後、水面を迫る鯱のように、その何倍もの大口をあいた大蛙が飛び掛ってきて、哀れダンテは一呑みに……と思いきや、難なく彼は中空に飛び上がってその顎を逃れた。 「わしに気づいとったんか!」 ネロを辟易とさせたのと同じ、汚らしい色の消化液を口から飛び散らせながら怒鳴る、バエルそっくりのこの化物の名は「ダゴン」。 ネロが閉じた筈のあの「門」の中をうじゃうじゃとこちらへ向かってきていた、バエルの「兄弟」の内の一匹である。ダンテはそれを知ってか知らずか 「体は隠れてたが、そのニオイがな……」と、いかにもわざとらしく顔の前で手を振って見せる。「ヒドイもんだ」 「ふざけた人間が!丸呑みにして消化したるわい!」 挑発に怒り狂ったダゴンは足を踏み鳴らし、雄叫びを上げた。悪臭を孕んだ颶風が吹きつけて、ダンテのコートが吹き上げられて裏返しになり、頭の上に被さってしまう。間抜けな空気をコートと共に払いのけ、「消化できるならな」不敵にダンテは笑うのだった。 べちゃんと地面に叩きつけられ、「まだ終わっとらんぞ!」往生際悪く向き直ろうとするダゴンの目に、飛びかかってくるダンテの姿が映る。 「わしの兄弟が……」捨て台詞は大剣に一刀のもとに断ち切られ、力尽きた大蛙は巨大な氷塊となって爆散した。氷霧の向こうに魔界への門、更にその足元の台座に輝く光が見える。 密林の門と同じく、光体はダンテが伸べた右腕に応えて宙を走り、手の中に納まった。が、光が消えるとそこにはおよそ武器とはとても思えない、大きめのアタッシェケースがぶら下がっている。中央に物騒というか悪趣味な髑髏のエンブレムがついていて、脈打つようにそこから光が走っている表面をこつこつと叩いたダンテは「なるほど」何に納得したんだか、「食べ放題ってわけだ」そうひとりごちるとそれを肩の上に担ぎ上げた。 たちこもる氷の霧が晴れていく。ぼんやりと踊る無数の赤い光、その下に蠢く、同じく無数の巨大な「何か」がその輪郭を鮮明にしていく。 気づけば中庭はバエルとダゴンの「兄弟」たちで溢れかえっていた。しかしダンテは無軌道に暴れ狂う化物蛙に慌てず騒がず、ただにやりと口の端を吊り上げて、高く掲げたカバンを地面に叩きつけた。するとそれは光を放ち、次の瞬間……何故か一基のガトリングガンがその場に姿を現した。大きすぎる標的を横一列になぎ払うと再びカバン、というか元カバンのガトリングガンが光りだし、ダンテがそれを担ぎ上げると、それはロケットランチャーに変形した。次いで景気よく放たれたロケット弾が群れの真ん中で馬鹿でかい爆炎を上げ、重たげな体が一斉に空を飛ぶ。ランチャーは三度光って三枚の羽を持つブーメランに、宙を走って全ての的を切り裂き、ダンテの手の中に納まった。 これで終わり……ではもちろん無い。カバンに戻ったそれを、歓声を上げながらブン回したダンテの背中で更にカバンが何だかすごい変形を始め、全方位砲撃台としか言いようが無いようなシロモノが組みあがった。いかにも楽しそうな顔でダンテが発射菅を押し込むと、べらぼうな数のミサイル弾が飛び出して、ムチャクチャな軌道で星空を駆け、的の全てに襲い掛かった。天高く上がる爆煙を前に、がっしと地面にカバンを置くダンテ。片足をカバンの背に乗っけてどうだとばかりに惨状を眺めている足元で、カバンの留め金がかちりと外れた。 いかにも普通のカバンのようにぱかんと開いたその中からは、絶対に普通のカバンは発しない、そして今までの変形の時とも違う、何やら怪しげな光が……。怪訝そうにダンテは顔を傾けてその中を覗き込んだが、一瞬の後、ばたんと足の先で蓋を閉じてしまった。 一体何を見たのだろうか。ちなみにこのカバンの形をした魔界兵器の名前はパンドラと言います。そしてこの後カバンを閉じた衝撃(?)が最後のトドメとなったのか、床に大穴が開いて階下に落とされたダンテは、同じく戦闘の衝撃で(?)排気機能が止まってしまい、毒ガスに満たされた構内を「やり過ぎた」とボヤきながらとんだ回り道を強いられることになるのですが、それはまた別のお話。 不気味な燐光を放ちながら宵の空に浮かぶ「神」を遠くに見上げ、ベリアルは忌々しげに呟いた。 「人間が神を気取るとは……愚かな事よ」 「同感だな」 と、思いもしないところから応えが返り、見下ろすと、他ならぬ彼の、燃え盛る尾の上にはたはたと手で顔を仰ぎつつ、平然とダンテが腰掛けている。 「貴様……!」 慌てたベリアルは尾を打ち振り、ダンテを宙に投げ出した。が、相手は慌てるどころか、ぎゅりぎゅりと回転して着地すると、 「早く気付けよ。コートが燃えただろ」 外套の裾を持ち上げてばさばさと払い、しれっとした顔である意味ボケともいえるツッコミを入れる始末だ。 「逆賊スパーダの息子が!同胞の仇を取らせてもらうぞ!」 地響きを立てて歩み寄るベリアルを、ダンテはただ腕組みをして泰然と待ち受けている…… 「これほどの力とは―――無念なり……!」 ぜいぜいと苦しげに肩を上下させるべリアルに、息一つ切らしていないダンテが指を突きつける。 「汚いケツ見せておうちに帰りな。許してやる」 しかしべリアルが勝者の情けを受け入れることはなかった。 「一度退いた身、二度は退かぬ!」 叫ぶなり、全身に炎を纏わせ、残された力を振り絞り突進してくる。 が、それもダンテの放った銃弾の前に火の粉となってあえなく散った。 べリアルの起こした最期の風に、朱の蛍が断末魔のように舞い、消えるのを眺めて 「ショボイな……ハデな花火を期待したんだが」 呟いたダンテは銃をしまい、巨大なモノリスの前へ歩を進めた。 台座の上に浮かぶ光球に手を伸ばすとその輝きは一際増し……それが収束した時、ダンテの背には奇妙な物体が納まっていた。 肩だけの鎧のような、金属で出来た外格だけの翼のような……「翼」にはそれぞれ幾本かの細剣が仕込まれているようだ。 ちらりと背を振り返ったダンテはふふんと笑い、いきなり天高くジャンプした。 「コイツを!」その両手には「翼」から抜き放った剣が赤く輝いている。 「突き刺す!」叫ぶと同時に剣は幾本にも分裂し、投げ放たれてモノリスに幾つもの穴を穿つ。 「力をこめて!角度を変え!刺す!」 不思議なことに、叫びつつ次々と剣を投げていのに、その背の剣が尽きることはない。 「さらに……もっと強く!ブチこんでやる!」 何故かフラメンコ調になったBGMに乗り、気取ったポーズをキメながら放っている剣の軌跡は、どうやら何かの図形を描いているらしい。気合いと共に放った締めの一撃がその中心に突き立ち、長いジャンプを終えて地面に着地したダンテは、フラメンコダンサーよろしく赤いバラを咥えている。 「最後に……」 パンパン、と両手を打ち鳴らすと、石板に刺さっていた全ての剣が破裂して、モノリスはハートの形になった。 「絶頂を迎えた後―――」 振り向きざまに投げたバラが、ハートの中央に残っていた剣の柄を叩いて 「君は自由だ」ハートは見事に真っ二つになった。 その間に遠く浮かぶ「神」の姿が覗く。 「意外と小さく見えるな」 相変わらず異様な後光を背負った巨体をそう評すと、右手を伸ばしてそれを握り潰す仕草をしてみせる。 「残るはあんただ、Mr.カミサマ」 宣言して、ダンテはぽんと手のひらの埃を払った。 「悲しいかな、悪魔如きでは―――君を止める事はできぬのか」 薄暗い室内、スポットライトに照らされてうずくまっていたアグナスがゆっくりと立ち上がる。 芝居がかった仕種で腕を伸ばすと……別の一角にライトが切り替わり 「呼んでは殺し―――呼んでは殺し。歪んでいるな」 足を乗せていた椅子をステージの端に蹴り滑らせてダンテが応えた。 「正気じゃない。それがお前たちの―――正義なのか!」 眩しいライトを浴びながら、馬鹿馬鹿しいほどの大仰な身振りでアグナスを糾弾する。 「人間とは―――まことに愚かな生き物だ。一度地獄を味わわねば神の存在を信じようとはしない」 それには答えず、どこからか取り出した骸骨を眺めてアグナスは嘆く。同時に、なんかモノローグ調にアグナスと骸骨のアップが画面に映り込んだ。 「なんと皮肉な話である事か……」 突然疾走った稲光と共に手の中の髑髏を握り潰した彼は、砕けた粉をふっと吹いた。 「そんな話に興味はない」 骨粉でできた煙幕の中、ステージに寝転がったダンテがわずらわしそうに手を振って、やおら立ち上がる。 「俺は―――」「アレを―――」「返して欲しいだけなんだ!」 あの、何だか今にも歌い出しそうなんですけど……というような身振りで訴えるダンテに 「閻魔刀だな!君が望んでやまぬ物は!」 悪魔に変身したアグナスが蛾に似た羽根を広げ、「私がここで守る閻魔刀だな!」手にした大剣を取り回して高々と掲げた。 「そうくるだろうと思っていたよ」 片方は確実にノリでやっているのだろうがもう片方はどうなのか……とにかくついにクラッカーさえもがうち鳴らされ、ベンチで「舞台」にスライドインしたダンテは、舞い散る紙吹雪の中で高笑いをあげると、突如腰の銃を抜き、天に向けてトリガーを引く。 轟音の次の瞬間には、彼は壁際のスパーダ像の上にいて、 「始めよう!天使と戦う事ができるとは―――素晴らしい幸運だ!」 相変わらずの芝居がかった身振りで軽いキスを投げた。 「なぜだ……これほど……力に、サ、サ、差がある!」 吹き飛ばされて、ベンチの上に尻で着地したアグナスは、変身の解けた我が身を見回し、上擦り声をあげた。 「お前が人間をやめたからさ」 そんな彼にちょいと指を突きつけ、ダンテが事も無げに答えたがアグナスには納得が行かない。 「お前も人間じゃない!なぜ私が負ける!」 「人間は弱いか?確かに肉体は弱いかもな」 円台の上をぶらぶらと歩きながらダンテがレクチャーよろしく語り始めたのを見て、アグナスは慌てて腰を探り、メモパッドとペンを取り出すと彼の側へと駆け寄った。 「だが悪魔にはない力がある」 「悪魔にはない……それは、ナ、何だ?研究の参考にしたい!教えてくれ!」 アグナスは背を向けたダンテになおも追いすがろうとしたが、その姿さえ見ずダンテは銃を抜き撃った。 アグナスの上げた小さな悲鳴と共にその手の帳面が弾き跳ばされ、無数の紙がひらひらと舞った。取り戻そうと宙を掴んで狼狽するアグナスの上に、ダンテの冷たい声が降ってくる。 「研究の続きはあの世でやりな」 どうにか一枚を捕まえて、掲げてみると、黒々と開いた穴の向こうから微塵の諧謔もない悪魔狩人の目がこちらを睨み下ろしていた。 「俺からの宿題だ」 再びの轟音でアグナスはまたも宙を舞い、ベンチの上に尻餅をつく。ぱたりと両腕がシートに落ちて、最後の息を吐いた顔の上に死者に掛ける布のように紙が舞い落ちた。 「そして残るは沈黙のみ」 一人として居ない観客に向け、カーテンコールに応える役者よろしくダンテは恭しく会釈すると、ハムレットの最期の台詞を口ずさみ、幕引き代わりの銃弾を天へと放った。 大聖堂の正面に鎮座する、最後の地獄門の前へとダンテはやって来た。腕には閻魔刀を携えている。聖堂の地下に突き立てられていたのを引き抜いて来たのだ。つまり目の前の巨大な石板には強大な悪魔を通す力は最早無い。しかしダンテは閻魔刀をモノリスへと掲げ、ひとりごちた。 「大した建築物なんだが、悪影響だからな」 そう、今だそれが悪魔を魔界から呼び寄せる厄介な装置であることには違いないのだ。 直後鞘走った鋭利無双の一撃が横凪ぎに巨石に吸い込まれる。 次いで幾筋もの剣線がその後を追って石面に閃き……鐘の音にも似た高らかな金属音と共にダンテが納刀すると、ひと呼吸の後にただ一本の線で両断された石板の上半分がずるずると滑り落ち、もうもうたる土煙を上げた。 ただの石塊と化した地獄門の残骸を眺めるダンテの背に、歩み寄る人影がある。 「取り戻した?」 「コイツはな」 尋ねたトリッシュに左手の閻魔刀を示すと 「残りは……」 彼女は呟くが、それきり言葉を切った。ダンテも特段無言のままだ。二人の視線の先、やっと収まった土煙の向こうには、依然として浮かび続ける「神」が居る。 「助けは必要?」 ややあって、トリッシュがダンテを振り返ったが、ダンテは相棒をちらりと見て 「いや、別にいい」首を振り、閻魔刀を肩に引っ掻けた。 「住民の避難を頼む」 「了解」 トリッシュは歩み去り、ダンテは「神」を眺め続けている。 大聖堂の尖塔の天辺にすとんと降り立った背中に 「地獄門を破壊するとはな」 声を掛けられ、ダンテは目も眩むような足場の上でいとも気安く振り返り、宙空に羽根を広げた「教皇」を見た。眼下には破壊された街、そして彼の周囲には彼に付き従う「天使」の「騎士」が無数に飛び交っている。 だが、ダンテの軽口が影を潜めることはない。 「眺めが良くなっただろ?さて―――そろそろ遊ぶか?」 「そのためにそこに登ったか。貴様では神に触れもせぬわ!」 「ちょっと違うな」 傲然と宣言する教皇にダンテは首筋をちょんちょんと指して見せた。 「見下ろされたくなかっただけだ」 「減らず口を!いつまでそんな態度が続くかな?」激昂する相手に「死ぬまでさ」けろっとして笑い、次の瞬間、無数の「天の騎士」達がダンテの元へと宙を走って殺到する。が、 彼らは全てダンテの踏み台と化した。抜きもしない閻魔刀ではたかれ、或いは槍を捕まれて引き寄せられ、投げつけた閻魔刀に叩き落とされ(教皇は流石に、というべきか、これを見事にかわしたが)愉しげな声を上げたダンテが宙で閻魔刀をキャッチして、逆の手で放ったリベリオンが「神」の石の体に突き立って……それは果たして瞬き一つの間もあっただろうか、それを足場にしてダンテが「神」の体に辿り着くまでに。 「おい、触ってやったぜ?」 にやにやしながら閻魔刀を持った手の甲でぽんと「神」の体を叩くダンテに 「へばり付いていろ、虫けらめ」 教皇は唸り、背を向けた……と思ったのも束の間、凄まじい勢いで突進をかけて剣閃を放った。 が、そこにダンテの姿は既にない。上か、下か……気配を探る背後の足場に降り立つ足音、振り返るより速く抜き射たれた銃弾が教皇の体を貫いた。だが…… ばらばらに弾け、地面へと落ちていくのは恐らくただの鎧の残骸だ。明らかに手応えが無さすぎる。 「本体は中か……」 呟いたダンテはやれやれと溜め息を吐き、正面の巨体を見上げた。 「まずはコイツの相手だな!」 宙を跳び、「神」の胸に着地したダンテは、そこに輝く青い宝珠に力の限り閻魔刀を突き立てた。 刀の割った傷口から光が漏れ、何らかの効き目があるかと思われたが、 「閻魔刀の力など、この神には―――通用せんわ!」 いい所で「神」が腕を伸ばしてきて掴まれそうになり、閻魔刀を残したまま宙へと逃げる。が、ダンテもただで転ぶ男ではない。 「外が駄目なら!」 腰の左右からエボニーとアイボリーを抜き放ち、両腕をクロスして構えると、息もつかせぬ連射を喰らわせる。迸った弾丸は、何と全てが閻魔刀の剣柄に一列に重なって命中した。先刻地獄門を破壊した時の、一ヶ所に加えた連閃にも勝る精密さだ。与えられた力により遂に閻魔刀は宝珠を砕き、その奥の、グロテスクな襞の合わせ目へ突き立った。 「中から壊すさ」 再び尖塔の上へ着地して、してやったりとばかりに顎を反らすダンテの前に、まるで赦しを乞うように「神」が倒れ込む。 「貴様……!何をした!」 顔を上げ、苦しげに喚く「神」……教皇の声を完全に黙殺し、ダンテは腕を拡げ、語りかけた。 「起きな、坊や。遊ぼうぜ」 ひととき、「襞」には何の変化もなかった。が…… 「ネロ!!」 一際強く、ダンテが呼び掛けるとそれは激しく蠢き始めた。まるで中から何者かが押し破ろうとしているかのように。そして、それに呼応するかのごとく、突き立った閻魔刀が妖しい光を放ち始める。 出し抜けに、襞の中から血飛沫を上げて異形の腕が姿を見せた。それは輝く掌でしっかりと閻魔刀の剣柄を掴み、肉の割れ目を一息に切り裂いた。 べしゃりと床に崩れ落ち、ふらつきながら半身を起こしたネロの耳に、「坊やの番だぜ」遠くこもったダンテの声が呼び掛ける。 「ヒーロー役はくれてやるよ、楽しみな」 それを聞いたネロは僅かの沈黙の後に軽く唇を噛み、「分かったよ……」呟くと、閻魔刀を地面に突き立て立ち上がった。握った刀に目をやって、力強くひと振りしたのち、歩きだす。 「俺が終わらせる!」 「そっちは任せる!神様の相手で忙しいんでな!」 軽い口調で言った途端に「神」の手がダンテを捕らえようと伸びてくる。その巨体に大ジャンプで飛びうつり、執拗に追ってくる腕を危ういところで次々にかわしていくダンテ。 「分かってる。ちゃんと働くさ」 割れた宝珠の向こうに行動を開始したネロを見送って 「行ってこい、坊や」 ダンテは笑い、呟いた。 「神」の体内最奥部。心臓に当たる臓器だろうか、巨大な球状の岩塊、その表面に開いた幾つもの穴の一つに捕らえられたキリエを見いだし、歩み寄ろうとするネロの行く手を 「貴様を利用することに固執して―――ダンテを野放しにし過ぎたか」 忌々しげに唸る教皇が遮った。 「知らねえよ。キリエを返せ!」 と吐き捨てるネロに教皇は今まで従ってきた者が何故逆らうと問う。 「いろいろムカついたけどな……お前はキリエを巻き込んだ!」 刃を向けるネロを教皇は嘲笑う。 「それは何だ?愛か……?」 教皇に魔剣を突きつけられたキリエがそれでもネロに微笑みかけ、光の中に取り込まれた。 「黙ってろ!」 ネロは閻魔刀を一閃し、衝撃波が教皇を襲ったが難なく跳ね返されてしまう。 危ういところでそれをかわしたネロだが、教皇の姿が消えたことに気づく。 「終わらせるぞ、坊や!」 狼狽するネロを勇気づけるかのように遠くダンテの声が響いた。 「すぐに片付ける!」 「調子に乗るなよ、小僧!貴様を倒すなど造作ない事よ!」 応じて叫ぶネロの背後に「神」の体内から教皇が現れ、衝撃波がネロを襲う。 が、それは振り向きざまに放ったネロの剣閃によって押し止められ、双方の魔剣が生んだ剣波が両者の間で激しい爆発を起こした。 「魔剣スパーダ!何故、力を与えてくれぬ!何が欠けている!」 打ち負かされ、とどめの一撃を辛うじてかわした教皇が上ずった声で魔剣に呼び掛けた。 「お前らの教えだろうが」見苦しくあがくその背中にネロは指を突きつける。 「スパーダは人を愛した。その人を愛する心が―――お前にはない!」 断じられ、逆上した教皇がキリエに剣を向けたがもうネロは怯まなかった。 「今度こそ助ける。待っててくれ」 低く呼び掛け、歩きだす。 「動けばこの女が……!」 脅し文句が終わらぬうちに、その目前にネロは無造作に閻魔刀を投げた。 魔剣に目を奪われた教皇がはっと気づいたときには、既にネロの異形の腕が眼前に迫っていた。一瞬のロスは余りにも大きく、「神」の体内に逃げることも叶わぬまま、天井に叩きつけられる。 次の半瞬、ネロは反した腕で閻魔刀をかっさらってそれを囚われのキリエに向かって閃かせ、くるりと体を反転させた。その背に教皇が落ちてきて、逆手に握ったネロの閻魔刀に貫かれ、赤黒い血を吐き出す。 戒めを解かれて倒れ込むキリエをネロは抱き止め、教皇は絶叫と共に自らの傷口から放つ禍々しい光の中に消えていった。 「待たせたね……キリエ」 腕の中のキリエにネロが囁きかけると彼女は瞼を開き、彼に気づくと腕を伸ばしてその胸元に頬をすり寄せた。 同じくネロも彼女を抱き寄せて、二人は強く抱擁しあう。 「終わったか」 リベリオンを掲げて受け止めた「神」の拳が動きを止めたことに気づき、ダンテは衝撃で上がったもうもうたる土埃の中、溜め息混じりの苦笑を漏らした。 軽く勢いをつけて向きを反らしてやると、それは軽い地響きをたてて拳を地につき、ただの石像のように微動だにしなくなった。 まるで始めからそうしていたかのような石像、その額に埋め込まれた青い宝珠をダンテがじっと見上げていると、出し抜けにそれを突き破り、キリエを抱いたネロが飛び出してきた。 しゃらしゃらと舞い落ちる青硝子を踏んで歩くネロを、キリエは見上げ、彼の首筋にそっと頬を寄せる。 「遅刻だな」 それを腕組みし、ニヤニヤ顔で見ていたダンテが声をかけた。 「謝ればいいのか?」 キリエを降ろしながら相変わらず可愛いげのない言葉を反すのに 「待ってたって事さ」 事も無げに応えた背後で、その時俄に獰猛な唸り声が上がった。 振りあおぐと、力を失いただの石像と化したかと思われた「神」が突いた腕を支えに身を起こそうとしている。 「しぶとい爺さんだな」 先刻までは彫像然として無表情だったその面が、憎々しげに食いしばった歯を剥き出しにしている……まるで誰かが乗り移ったかのように……のを目にし、両の腰からエボニーとアイボリーを抜いて歩き出したダンテの行く手を、ネロがずいとスパーダを上げて遮った。 「俺の街だからな。最後は―――俺の手で」 それを聞き、 「それもそうだ」 低く笑ったダンテは白銀と漆黒の銃を腰に納め、ネロからスパーダを受け取って、空いた手を「神」に向け、煽るようにひょいと振った。 「やっちまいな」 「神」を睨み上げていたネロがふと振り向く。胸の前で指を絡め、心配そうに見つめているキリエに 「すぐ戻るよ」 呼び掛けると、彼女はちょっとうつむいたあと、小さく笑んで頷く。それに同じ微笑みを返して、ネロは再び前を向き、見送る二人を背に歩きだした。 「右手がこうなった時、神を呪ったよ」 異形の右腕を握り込むと、それは彼に呼応して妖しく輝きだす。彼の行く手、最早腰も立たないのかこちらにたどたどしく半身を転じようとしているのは真贋はとまれ、まさしくその「神」だ。 早朝の空に土埃を撒く巨体を睨み付け、ネロは両の手をぱんと打ちつけた。 「ブチ殺してやりたいと思った……実行するぜ!」 「そうさ―――」 ネロは異形の拳を握りしめ、四肢をついて総身のあちこちから土煙を上げる「神」の眼前へ高々と飛び上がった。 「この腕はお前をブチ殺すためにあるって事だ!」 気合いの声と共に拳を繰り出すと、具現化した魔力の巨大な掌が「神」へとまっしぐらに伸びて、その顔にがっちりと食らいつく。 「この一撃で―――消えろ!!!」 烈帛の雄叫びと共にネロは拳を握り込み、「神」の顔はぞぶりと喰いちぎられて砕け散った。 周囲に衝撃波が走り、無惨に顔面を抉り取られた「神」が、今度こそ完全に力を失い、倒れこむ。 舞い散る凄まじい粉塵の中、ネロはつかのま「神」を倒した右手を眺め、小さくガッツポーズをするのだった。 噴水の水は半分がた漏れでてしまい、石柱は崩れ落ちて廃墟寸前になった聖堂前の広場。 吹き抜ける朝風に髪をそよがせ、立つダンテの背に 「感謝してる」少し居心地悪そうにネロが声をかけた。 意外な言葉に、らしくないな、とダンテは苦笑する。 「反抗の方がお似合いだ」 だが、ネロがそれにいつもの小生意気な態度を返すことはなかった。 あるいはそれが、そうと認めた相手だけに見せる彼本来の性格なのかもしれない。 「かもしれないけど―――助けられたしな」 ネロはダンテをまっすぐに見て、穏やかに礼を言った。 「気にすんな。こっちもワケありだ」 するとダンテは鷹揚に笑ってうなずき、ネロの肩を軽く叩いて 「元気でな」 彼らしい、そっけないほどあっさりとした挨拶を最後にすたすたと歩き出す。 何か言いかけて、しかし結局ネロは無言で俯き、そのまま二人は別れ…… るかと思われたが、 「待てよ」ネロがダンテを呼び止めた。 「忘れ物だ」 振り返り、自分に向かって掲げられた閻魔刀を目にしたダンテは一瞬片眉を上げる悪戯っぽい笑みを見せたが、それはすぐに消え、何故か妙にまじめくさった表情になった。 「やるよ」 「ナニ?」 が、口調は以前似たような事を言った時とほとんど変わらず、あたかも余った飴でもくれてやるかのように軽いので、以前にも増してネロは面食らい、さっき閻魔刀を差し出す前にちょっと惜しげな顔をしたことも忘れて、大切なんだろ?と訊き返す。 「何か問題でもあるか?俺がそうしたいんだ」 眉を寄せるネロは気付いているだろうか。 教皇が言った「スパーダの血族」の意味を。「兄の物」「家族の形見」と言ったそれをダンテがネロに託すわけを。 (英語なら、更に「お前を信頼してるからだよ」的なことを言います) 「お前も好きにするといい」 とまれ、ダンテはそう言い残すなり再び踵を返した。 「ダンテ!」 遠ざかる背中にネロが呼びかける。 「また会えるか?」 さっき口にできなかった問いだろうか。その返事は背を向けたまま、揃えた二指をちょい、と振っただけ。そのまま彼は大股に歩み去っていった。 自分と同じ銀髪の、自分より少し背の高い影が格子の上がった門の向こうに消えるまでを見届けて、ネロは右手の閻魔刀に視線を向けた。 恐らくは、彼自身にとってもそうと気づかぬ形見である刀が輝き、異形の腕に吸い込まれると、 「これで……終わったの?」 気遣わしげな囁きが背中にかかった。 「たぶんね。たぶん……」 悲しそうに辺りの惨状を見回しているキリエに従って、同じように見回しながら返すいらえの言葉尻はあいまいな呟きになった。 悪魔たちはもう現われないのだろうか? ほんとうにこれで終わりにできたのだろうか? 「街がボロボロ……」 「そうだな」 長い、余りにも長い一日の間に余りにもたくさんのものが壊れ去ってしまった。 溜息のようなネロの同意に、再びキリエが問いかける。 しかし今度の問いは微笑みと共に、 「でも……私はまだ生きてるのね?」 囁く声はむしろ力強ささえ感じさせた。 「ああ」嘆息を微笑に変え、「君も、俺も」頷いたネロは歩み寄りかけてふと右手に視線を落とした。 「キリエ。俺が悪魔でも―――人間じゃなくても―――平気なのか?」 異様な光を放つ、人のものではありえない右手を胸に抱え、ネロは小さな声で問いかける。 彼ががためらい、開けた一人分の距離。それをキリエは躊躇することなく詰め、ゼロにした。 「ネロはネロだから」 異形の手をもどかしげに引き寄せて、細い両手で包み込み、優しく胸に抱く。 「私が大好きな―――誰よりも人間らしい人だから」 その言葉にネロは曇らせていた顔に笑みを取り戻し、キリエの首筋にそっと腕を回した。 不思議そうに瞬きしていたキリエが視線を落とすと、胸の上には幾たびの受難にあったあのペンダントがやっと本来の持ち主のもとに帰って朝日に輝いていた。 二人は笑みを交し合い、見つめ合う瞳はやがて真剣な色を帯びる。 どちらからともなくそのまぶたが閉じられて、ネロはキリエに頬を寄せ、その唇を奪……う直前、やおらブルーローズを真横に向けてブッ放した。 「そんな気はしてたさ」 きょとんとしているキリエを尻目に、溜息をついて周囲を睨みつける。 今しがた門扉に叩きつけてやったのを除いても、十匹以上の悪魔が恋人達をからかうように輪になって、下卑た声を上げながら踊り狂っている。 やはりあれで終わりではなかった。 悪魔はもう現われないなんてことはなく、これからも奴らとの戦いは続くのだろう。 人間が諦めず、生きて戦い抜く限り。 「キスはお預けだ」 背後のキリエを振り返ると、 「いいの」 彼女ははにかんだ笑みを見せて胸元のペンダントをそっと握り締めた。 「……待ってる」 こころなしか、なんだか幸せそうだ。 「ありがとう」 ネロは銃を持った拳で鼻をこすり、歩き出した。 「さて……」 彼に向け、悪魔たちが一斉に宙を飛び、殺到してくる。 左手のブルーローズを牽制に、ネロは異形の右手を引き絞った。 「遊ぼうか!」 「助かったわ。私の仕事も安泰」 やってきた昔なじみはそう言いながら、銀色のアタッシュケースをデスクの上に滑らせた。 が、ダンテは相変わらず机をオットマン代わりにするお行儀の悪い格好でグラビア雑誌を読みふけり、そちらに視線を遣しもしない。 代わってうきうきとした足取りでやってきたトリッシュがアタッシュを引き寄せて開いたが、中には丸められた(……つまり、丸められるだけの厚さしかない)ドル札の筒が一本きり。 「それにしてはちっぽけな報酬ね。“誠意”って知ってる?」 重さで気付いたのだろう、引き寄せた瞬間から加速度的に雲行きが怪しくなっていったトリッシュが、紙筒をためつすがめつしながら皮肉ると、 「あら?スパーダを持ち出して、話を混乱させたのは誰?」 負けじと挑戦的な笑みを浮かべた昔なじみが、煽る気満々のシナを作って相手を睨み上げる。 しばし恐るべき女二人の恐るべき視線がばちばちと火花を散らし、そののち二人は申し合わせたように標的を変えた。剣呑な二対の流し目を向けられたダンテは一瞬らしくもなく目を白黒させた後、おもむろに雑誌を目元に引き上げ熱視線を遮ろうとしたが、トリッシュがそれを取り上げぴしゃりと卓上に叩きつける。 「おい、今いいトコなんだ!」 抗議もものかは、据わった視線を相棒に縫い付けたまま 「ダンテの意見は?」 トリッシュは尋ねたが、どうやら半分人間のクセに(というか半分人間だからなのか)ダンテは悪魔のトリッシュよりも金銭に執着がないらしい。 「貰えるモノは貰う。だろ?」 絶対使い方間違ってるセリフをしゃあしゃあとのたまい、彼は再び雑誌の世界に没入し始めてしまった。 ハア!?とか言い出しそうなトリッシュを尻目に 「じゃあ―――商談成立ね」 にっこり笑って宣言した古なじみが踵を返し、トリッシュがやれやれとでもいいたげな視線を涼しい顔のダンテにぶつけていたその時、ダンテの足に蹴り落とされることなくデスクの端に乗っかっていた電話が、アンティークな外見にふさわしい呼び出し音で鳴りだした。 「“デビルメイクライ”」 歌うように応じたトリッシュは、一拍の後、何故か戸口に向かった足を止めてこちらを見ている昔なじみに眉を上げてから、傍らの相棒に目をやった。 「合言葉アリの客よ。すぐ近く。どうする?」 彼女の表情がなんとも言えずニンマリしているのは何故だろうか、いうまでもない。 ダンテはやおら雑誌をぴしゃっと閉じて机に投げ、立ち上がった。 「決まってる!」 真っ赤なコートの裾を勢いよくはらって、机上に放り出していた白銀と漆黒の銃をかっさらい、長剣を背中に引っ担ぐ。 左手でエボニーをスイングし、右手でアイボリーをくるくる回しながら歩く横顔は鼻歌でも歌いだしそうな薄い笑みを浮かべていて、さっきまでとは大違いだ。 「私も行くわ」 その行く手を塞いだ古なじみが言うと 「好きにしろ。タダ働きだがな」 陽気に両手を広げ、さっきのトリッシュみたいに節回しをつけながら歌ってその脇を戸口へと向かう。 「他に趣味がないのよ。貴方もでしょ?」 背に担いだ物騒なブレード付きのランチャーを揺らして昔なじみが振り向くと、 「まあね」 トリッシュが答え、彼女に肩を並べた。 「行くか」 ダンテが勢いよく扉を蹴破り、三人は景気づけの花火とばかりに銃を乱射するのだった。 「Com’on Babes, Let’s Rock!!」